フランス

フランスの歴史

BC3世紀頃(諸説あり)からパリ・シテ島にケルト系のパリシイ族が住みついていたが、ローマ軍が破り、都市を築いた。ローマ帝国はフランスのほぼ全域を支配下に置いたが、帝国の東西分裂、ゲルマン民族の流入で衰退した。その中で台頭したフランク王国が西ヨーロッパ一帯を統一するが、これも分裂し、その西フランク王国の領土が現在のフランスの基礎となっている。

イギリスとの百年戦争やイタリアの覇権を巡るハプスブルク家との抗争(イタリア戦争)で疲弊したうえ、疫病や飢饉などで、この時期のフランスは経済的には低成長であった。
さらに宗教問題も重なり、内政は不安定であった。

アンリ4世は内政を整備し、宗教戦争で混乱した国家を再建した。そして子供たちを政略結婚させ周辺国との関係を深め、ライバルのハプスブルク家に対抗した。絶対王政はルイ14世の頃に絶頂を極め、彼は侵略戦争を繰り返した。

フランス革命など反体制の動きが活発になると、イギリスを中心に対仏大同盟が結成された。その後、ナポレオンの動向に応じて計7回結成されている。ナポレオンは近隣諸国を巻き込み、大陸封鎖で対抗した。

目まぐるしく政体が変化するが、ここで王政、帝政には終止符が打たれ、以降はドイツに攻略された時期を除き、基本的に共和政の国家となる。

都市文化の花が咲いたパリは、進歩的な雰囲気のなか、文化人が集うところとなった。~対戦中にナチズムの手に墜ちたものの、パリ解放後は再び民主主義運動の中心となった。~