スロバキアのアクセス・国内交通
アクセス
日本から直接スロバキアへ行く直行便はない。
ゲートウエイは首都ブラチスラバで、ドイツ・フランクフルト、フィンランド・ヘルシンキ、スイス・チューリヒなどが接続に便利だ。
オーストリアのウィーン空港から陸路によるアクセスも便利だ。
ウィーン空港からブラティスラヴァのバスターミナルまではバスで1時間10分程度。
鉄 道
オーストリア・ウイーンからが便利だ。ウイーンに滞在していれば、プラチスラバだけなら日帰りできる。
ウィーン南駅から30分~1時間間隔でブラチスラバ中央駅まで運航している。所要時間1時間10分。
空 港
ブラチスラヴァ
ミラン・ラスチスラウ・シュテファーニク空港
Milan Rastislav Stefanik Airport (空港コードIATA=BTS)
(旧名ブラチスラヴァ空港 Bratislava Airport)
ブラチスラヴァ中心から北東9km
コシツェ
コシツェ国際空港 Kosice International Airport(空港コードIATA=KSC)
ルチェネツ
ルチェネツ空港 Letisko Bolkovce (空港コードIATA=LUE)
ポプラト
ポプラト=タトリー空港 Poprad–Tatry Airport(空港コードIATA=TAT)
スリアチュ
スリアチュ空港 Sliac Airport(空港コードIATA=SLD)
ジリナ
ジリナ空港 Zilina Airport(空港コードIATA=ILZ)
国内の交通事情
スロバキアの鉄道
スロバキアの鉄道は、チェコスロバキア連邦共和国の連邦制解消でチェコスロバキア国鉄のスロバキア国内路線および車両を列車運行事業の民営化政策によって、スロバキア共和国鉄道(スロバキア国鉄ZSR)が継承するに至った。
路線総延長は3658kmで、大部分3500㎞あまりは標準軌で半数以上が電化されている。一部100㎞ほどが広軌である。
主要都市間や隣国の大都市、ウイーンやプラハなどと高速化は進み、頻繁に高速列車が運行されることとなっている。
多くの車両に電源コンセントや無線LANの設備がある。
列車種別
高速特急列車
運賃の他に特急料金が必要となる。
SC - スーパーシティSuperCity
チェコ国鉄のペンドリーノ形車両により運行される。
プラハ~ジリナ~コシツェ間に一日1往復運行されている。
EC -ユーロシティ EuroCity
プラハ・ブダペスト・コシツェを相互に結ぶ国際特急。
RJ -レギオジェット RegioJet
以前にインターシティ(IC)として運行されていたもの。
ブラチスラヴァ~コシツェ間を中心に運行される。
特急(日本のエル特急レベル)
EN -ユーロナイト EuroNight
夜行の特急。寝台車・カートレインを連結している。全て2等車。
Ex -急行 Expresy
主にプラハとジリナを結んでいる。
R -高速 Rychliky
大部分がブラチスラヴァ起点の国内便で、幹線を中心にほぼ2時間間隔で運行。
夜行列車もある。
快速・普通
REX - 快速 RegionalExpress
都市近郊の短距離の運行と。オーストリア国内に乗り入れる便もある。
Os -各駅停車 Osobne vlaky
ほぼ全路線で運行される。
鉄道のパス
ユーレイルパスを使用できるのは、ヨーロッパ以外の地域に在住の方のみ。
ヨーロッパに居住している向きには、インターレイルパスInterrailがある。
いずれも料金別に、
ユースYouth12~27歳、大人Adult28歳以上、ファミリーFamili大人+子供4~11歳
ユーレイルパス Eurail Pass
ユーレイル グローバルパス
28 カ国の中を自由に周遊できる。
使用日数 有効期間によって料金が異なる。
使用日数を選択するものと、連続して1,2,3か月使用できるものがある。
ユーレイル スロバキアパス
1 ヵ月の有効期間内で 3、4、5、または 8 日間利用がある。
1 等 (1st class) 、 2 等 (2nd class) 。
ユーレイル セレクトパス 4 カ国
隣接する 4 カ国で使用できる。
2、3、4 カ国から選択する。選択する国によって若干料金が異なる。
2カ月間のうち最大10日の旅行日を設定する。
スロバキアのバス
チェコスロバキア社会主義共和国時代に国営会社だったものが、そのまま
スロバキアバス交通国有会社SADとして継承され、国内を地域ごとに17社に分社化されで、都市間に運行されている。
バスパス: Euroline Pass
30日間有効のヤングシニアパス (ハイ/ローシーズン): E420/355
大人 E490/435 15, 40日間のパスもある。
国際長距離バス
欧州各国の主要都市間を結んでいるEurolinesが最大手。
バスステーションは終日長い列ができている。
チケット売り場のスタッフは英語を理解しないので、事前に旅行代理店で予約を入れた方がいい。
市内のバス
バス、トラム、トローリバスなどがある。
ほとんどが、乗車券を事前に自動販売機、新聞の売店などで購入しなければならない。
乗車の際車内の入り口の機械に挿入してパンチを入れる。これを怠ると、頻繁に来る検察が罰金を科す。旅行者も容赦ない。
タクシー
メーターが付いている。
乗車の際メーターがオンになっている事を確かめること。
市内で利用するときは旅行者はぼられることが多い。
ホテルのフロントで読んでもらうといい。