ルーマニアの旅行事情
通 貨
レウ Leu ,複数 バニ Bani
補助単位 バンBan
1レウ=100バンBan
通貨コードISO 4217コード=RON
コード番号は946
ルーマニアはEU加盟国だが、ユーロは使用していない。
大都市では公共料金や少額の取引以外はユーロがそのまま通用している。ただしレートは若干悪い。
通貨の種類
紙幣=500RON、200RON、100RON、50RON、10RON、5RON、1RON。
硬貨=50Bani、10Bani、5Bani、1Ban。
レート
ルーマニアレウ=RON
日本円、USドルなどとは、ユーロが変動するたびに変動する。
EUR 1.00 = 約4.56 (RON)
RON 1.00 = 約0.21 (EUR)
RON 1.00 = 約\27 (JPY)
USD 1.00 = 約0.24(RON)
RON 1.00 = 約4.0(USD)
両 替
レートは両替所によってまちまち。銀行を基準にしたほうがいいが、表示レートだけでなく、両替手数料の額も確認すること。鉄道駅や両替所前などで「チェンジ、マネー?」と声をかけられるが、絶対に相手にしないこと。
中級以上のホテルやレストランではユーロとUSドルの現金による支払いも可能だ。
町で簡単なお土産を買うときとか、交通機関を利用する場合には現地通貨が必要になる。
空港または銀行やホテルで両替するか、市内にある私設両替所で両替する。
日本円の浸透度は低く、首都ブカレストの銀行とヘンリー・コアンダ空港以外での両替は難しい。
地方都市では両替ができる銀行や両替商が少ない。
クレジットカード
高級レストランや中級以上のホテル、高級デパートなどでは、VISA,MASTER,AMEXで支払いができる。
レストランや中級以上のホテル、デパートなどでは、クレジットカードが普及している。また、都市部にはATMも多い。
時 差
日本と -07:00 時間 UTC +02:00時間
夏時間採用時=日本と -06:00 時間 , UTC +03:00時間
(3月最終日曜深夜2:00~10最終日曜深夜2:00)
電気・通信事情
電圧:220V50Hz
プラグ;CまたはSE型
テレビ・ビデオ方式;SECAM方式
DVDのリージョンコードは2で日本と同じだが、ビデオ同様に映像の出力方式が異なるため、一般的な家庭用DVDデッキでは再生できない。
国際通話の国番号;40
携帯電話
ルーマニア国内ではプリペイドSIMカードが広く販売されている。
プリペイドSIMカードを購入する際に、店の人にセットしてもらってから支払いをすること。店員の態度が悪かったり、不慣れのため、セットしてくれないところでは買わずに他購入の際にパスポートなど身分証明書を必要とする店もある。
電話本体も通信事業者の店では購入することができる。
ルーマニア国内でのみ使えるもので、国外では通用しないので、短期間しかルーマニアにいない場合にはお勧めできない。
通信規格
GSMが主流
大手携帯電話事業者
5社ある。いすれもプリペイドSIMカードが買いやすい。
データ専用のSIMカードも普及している。
Orange
Vodafone
Cosmote
Digi.Mobil
Romtelecom
GSM対応の携帯電話を持っていればいずれかの店でルーマニアのSIMを入れてもらえば国内で通話できる。
携帯モバイルルーターも、海外仕様のものなら同様にデータ専用のSIMを入れてもらえばどこでも使える。
3星クラス以上のホテルでは、無料でWiFiが使えるようになっていて、チェックインの際にパスワードを書いた小さな紙切れをもらうことができるが、出力が弱くて、機種によっては使えないことがしばしば起きる。
モバイルルーターを持参して、携帯電話会社でSIMを入れてもらった方が確実だ。
気 候
北海道とほぼ同じ緯度にあるルーマニアは日本同様に四季があり、夏は暑く冬は寒い。
南部の平野では地中海性気候の特徴もみられ、夏季に乾燥する。
夏:最高気温は40℃以上に上昇し、太陽の日差しもきつくなるが湿度が低いため日陰は涼しい。
冬:長く厳しい。11月から3月頃まで雪が降りる。黒海沿岸地方でも、冬期休業するホテルがある。
降水量は年間を通してほぼ一定で、山地に多く平野部では少ない。
マラムレシュ地方の冬はシベリアからの寒気が直接下りて来るためさらに厳しい寒さとなる。
服 装
平均気温は日本より低いので、春や秋には防寒用の上着を、また夏でも薄手の上着が必要となる。
冬は厚手のセーターやジャケット、手袋のほか、毛糸の靴下や帽子、滑りにくい靴底の防水靴が要る。