ルーマニアの概要
国 名
ルーマニア Romania
漢字表記は羅馬尼亜で、羅と略される。
国コード
ISO 3166-1=RO/ROM/642
NET=.ro
IOC=ROM
プロフィル
ルーマニアはローマ人の住む地. かつては古代ローマの一部だった。
ラテン民族の血筋を引いている国で、人々は明るく陽気だが、生活はかなり貧しい。
第二次大戦でソ連に敗れ、1947年人民共和国。ついで1965年社会主義共和国としてソ連邦に経済統制の中に組み込まれていた。
1989年の東欧の民主化のなかで、チャウシェスク独裁政権が崩壊し共和国となる。
地方には昔ながらの風情がそのままタイムスリップしたように残され旅情をそそる。
近隣の中東欧諸国が民主化に伴う近代化が進み経済が豊かになっている中でルーマニアは遅れをとっており、EU諸国への難民流入があとを絶たない。EU各国も手を焼いている。
国のシンボル
国 旗
縦に3分割され、左から青、黄、赤色。
社会主義体制では国旗は前に社会主義国家を表す紋章が入っていたが、1989年のチャウシェスク政権崩壊に伴い、紋章が排除され、現在は以前の王国時代の国旗に戻っている。
国 花
イヌバラ
国 歌
ルーマニア人目覚めよ!
1989年のルーマニア革命によってチャウシェスク大統領の独裁政権が崩壊、
国名をルーマニアに改め、国歌も現在のものになった
国 土
西のセルビア、南のブルガリアとの間の国境は、ドナウ川を境界としている。
モルドバとの国境線であるプルト川もドナウ川と合流し、東に位置する黒海に注ぐ。
ドナウ川の河口はドナウ・デルタ湿原地帯となっていて生物保護区に指定されている。
国土の1/3が山地、1/3がワイン畑が広がる丘陵地、1/3が農業が行われる平地。
国の中央にカルパチア山脈が走り、トランシルヴァニア平原を取り囲んでいる。
南部はワラキア平原が広がる。
河口のドナウ・デルタは、年に2~5 km2ずつ面積を増やすため、ルーマニアの領土面積はここ数十年、増加傾向にある。1969年に237,500 km2だった総面積は2005年には238,319 km2となっている。
カルパチア山脈のうち14の山は2000m級であり、最高峰モルドヴェヤヌ峰は 2,544 mである。
面 積
23万7500km2 日本の約5分の3(本州とほぼ同じ)
政治形態
政 体
議会共和制
独立年月日
1877年5月9日、オスマントルコより独立
国連加盟
1955年12月14日
首 都
ブカレスト,Bucharest,約210万人
地方行政
概ね次の4地方に分かれる。
トランシルバニア地方中部から北西部にかけての地方(トランシルバニア地方、パナト地方、アラド地方、マルムレシュ地方)
ワラキア地方南部の地方(ムンテニア地方と折る手にあ地方)
モルダヴィア地方東北部の地方(モルドヴァ地方とブゴヴィナ地方)
ドブロジャ地方黒海沿岸
41の県と首都ブカレストとに区分されている。
トランシルヴァニア地方(北西部)16県
ワラキア地方(南部)16県
モルダヴィア地方(北東部)7県
ドブロジャ地方(黒海沿岸)2県
国 民
人 口
1900万人 55%は都市部に生活している。
民 族
ルーマニア人 89%, マジャル人(ハンガリー人)が6%、 ロマ(ジプシー)
言 語
ルーマニア語
宗 教
ルーマニア正教(81%)、プロテスタント 6% カトリック(5%), 改革派教徒(3,5%),リシャカトリック教徒(1%)