概要
ベルギー最大の大学都市。
ゴシック様式の建物の前を、本を片手に学生がさっそうと横切る。
中世以来の町並みに精気を注ぐ学生街としての活気がある。
哲学者エラスムスも教壇に立ったという、1425年創設、ベルギー最古のルーヴェン・カトリック大学がある。
町には200を超える大学関連施設があり、3万人を超える学生と教授が集う。
ルーヴェンはビールの町としても有名で、ビール産業は14世紀に遡り、「ステラ・アルトワ」で知られるビール会社InBev社の本社工場もある。
ドムス醸造所など、個人経営のビール醸造所が見学もできる。
アクセス
ブリュッセルから列車で30分
見どころ
市庁舎 Stadhuis
グロートマルクト広場にそびえる。
後期ゴシック様式の傑作で、圧巻は「石のレース」と称されるファサード。
ルーヴュンの名士や聖書の登場人物を表したおよそ300体の繊細な装飾など芸術の神髄を見せてくれる存在だ。
アウデ・マルクト
大学ホール前の広場
夏はビアガーデンと化し、人々が人生を謳歌する。
聖ベテロ参事会教会 St-Pieterskerk
起源を986年頃に遡るルーヴェン最古の教会。
教会堂は15世紀ゴシック様式の傑作で、中には宗教美術博物館がある。
『最後の晩餐』も見どころ。
ドムス醸造所 Huisbrouwerij Domus
個人経営の醸造所で、ビアカフェも経営。
自家製ビール「ノストラ・ドムス」「ルーファンディッヘ・ウィッテ」をお試しあれ。
大ペギン会院
ベルギー最大のベギン会院。
中世の北西ヨーロッパで生まれた、女性の在俗修道会の建物。
世界遺産にも登録されているが、その最大のものがルーヴェンの大ベギン会院GrootBegjjnhofだ。
1230年頃に最初の部分が建てられ、以後拡大していった。
現在は大学の宿舎などとして利用されている。