スペイン

スペインの歴史

地中海からの外国勢力の流入

紀元前(BC)
1000年頃 フェニキア人が南部スペイン沿岸部にガディル(現在のカディス)、マラカ(現在のマラガ)を建設。
 ギリシャ人がマイナケ(現在のマラガの隣)、ルセンツム(アリカンテ)に定住を始める

900年   ケルト族の∃一ロッパ南下により、原住民のイベリア族との混血が進む

8世紀   ギリシャ人が東部地中海沿岸に植民地を形成し、アンプリアスに定住

500年頃  カルタゴ人によって征服される
      ジブラルタル海峡を渡ってイベリア半島南部も手中に

218年   カルタゴ人とローマ軍との第2ポエニ戦争が始まり、ロ一マ軍が勝利=       イベリア半島もローマ帝国の支配下に置かれることとなる=       ローマの建築、文化、法律、言語、などが伝えられ、経済的・文化的に大きく発展
紀元後(AD)
419年   ゲルマン民族の西ゴート族がスペインに進出
      キリスト教国として3世紀にわたって支配(首都トレド)
476年   ローマ帝国が崩壊

イスラムの進出とレコンキスタ

711年   イスラム系のムーア人がスペインに侵入
      以後800年間にわたってほぼ全域を支配
      北部のキリスト教徒は抵抗運動を続け、次第に南下して国土を回復していく。
722年   コバドンガの戦いで勝利を収めたのを皮切りに、レコンキスタ(国土回復戦争)が開始
756年   コルドバにイスラム人の「カリフ王国」が建国。ヨーロッパで最も重要な経清文化の中心地に
      レコンキスタは戦争・停戦を繰り返しながら進められ、文化的にはイスラム教徒側、
      キリスト教徒側相互に影響を与え合っていった 13世紀   イベリア半島の半分はキリスト教徒側の支配下に入り、カスティーリャ・イ・レオン、アラゴン、=       アストゥリアスの同盟体制が強化       しかし、その後レコンキスタは行き詰まりを見せはじめる
      それによりグラナダのイスラム帝国、カステイーヤ・イ・レオン、カタルーニャはそれぞれ
      安定期に入り、経活的にも繁栄を見せる。
1479年   アラゴンのフェルナンド2世とカスティーリャのイサベル女王が結婚       イベリア半島の2大王国が統合された。
      14世紀に始まった地中海における勢力拡大政策はさらに強化
1492年   グラナダ陥落。レキンキスタ完成
       コロンブスの新大陸到達

ヨーロッパ諸国との覇権争い

1516年   ハプスブルグ家の神聖ローマ皇帝カール5世がカルロス1世としてスペインの王位に即位
      スペイン帝国領土は地中海からドイツ、オーストリア,オランダそして新世界にまで拡大| 1556年  フェリペ2世が即位、国王は4か国の王として君臨した
1588年  無敵艦隊、イギリス艦隊に撃破される
      スペインは以後400年に渡り凋落の一途を辿る
      皇位継承で戦争になり、スペイン市民戦争の始まりとなる
1700年  スペイン継承戦争の結果、ブルボン王朝が王位になる
1793年  フランス革命政府、スペインに宣戦
1808年  スペイン独立戦争勃発、フランスがスペインを占領
1814年  ナポレオン没落、フェルナンド7世即位

スペイン内での思想的分裂と政情不安

1868年  1868年革命、臨時政府樹立
1888年  バルセロナ万博開催
1931年  共和国を宣言| 1936年  スペイン市民戦争が勃発
1938年  フランコ将軍、国民党政権を率いる
1939年  市民戦争で国民党が勝利、フランコの独裁政治が続く

新時代の到来

1975年  フランコ死去、フアン・カルロスが王位につき、民主主義国家に変身
1986年  EU加盟
1992年  セビーリャ万博、バルセロナ・オリンピック開催