モンテネグロ
ポカ・コトルスカ湾 Boka Kotorska †
- モンテネグロ南西部にある、アドリア海に面した曲がりくねった四つの湾の総称で、「世界で最も美しい湾」といわれ世界自然遺産になっている。
トプラ湾
ティバット湾
リサン湾
コトル湾
- オリエン山(1895m)とロブチェン山(1749m)の裾野を深くえぐって、海が29.6kmも陸地に入りこみ、「エ」という文字をひねくったような形になって深く入り込んでいる。
- かつてのいくつかの川の流れにそっての谷にそれぞれの湾が形成され、それらが一つになって海へ向かう河口部分に当たるところがクンボル海峡となっている。
- ポカ・コトルスカ地方は、高い石灰岩の山と深い海、ヨーロッパ大陸と地中海という二つの対照的な自然と、東洋と西洋という二つの異なった文明の出会いの場となっている。
それはこの地方に残されている史跡や文化財などからも明らかなこととなる。
先史時代の遺跡もあれば、古代ローマから前ロマネスク、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックにいたる各時代の記念碑的存在のものがあり、伝説的逸話や記録がある。
- 湾の最も狭い幅は、ペラストという町で300mほどだが、町の防衛上、交易上から橋をかけず、クロアチア方面から南東部へ行くためには、フェリーを利用するか、片道約30kmの道路を回り込まなくては行けない。
モンテネグロ政府には架橋の計画もあり、近い将来開通することになることと期待したい。
(参考資料:Montenegro Guide by Studio Strugar)
トプラ湾 †
ティバット湾 †
ポカ・コトルスカ最大の湾、中心になる町はティバット
リサン湾 †
中心の町は、ペラスト、湾の沖には、2つの島が見える。
- コスパ、オド、シュクルペラ島
- スベティ、ジョルジェ島
コトル湾 †