モンテネグロ
バール Bar †
- アドリア海東岸最大の港のひとつで、イタリアのバリBariに向かうフェリーターミナルとマリーナを備えている。
旧ユーゴスラビアの首都ベオグラードの外港としての重要な役割を担っていた。
首都ベオグラードからアドリア海に出るには、直線距離でここバールが1番近いため、ここが外港となったのである。
- 史料にバールが出るのは10世紀にアンティパレオスとあるのが最初だが、これは現在のスターリ・バール(旧市街)のこと。海から3.5km離れたところにある。
- 旧市街には中世前期から後期にかけて建てられた教会の遺跡が多い。
- トルコ時代もまた、街のたたずまいに痕跡を残している。
トルコはキリスト教の聖堂をよくモスクに改造した。
そうしたモスクが今でも城内にいくつかある。
- 近年、多くの建物が復元され、スターリ・バールは「青空建築博物館」として復活しつつある。
- 共産主義時代、オスマントルコ時代の古い旧市街から5kmも離れたところに全く新しいバールの町が建設された。
そこにはキリスト教の教会やその前の広場などはまったく見られない。
- バールのトポリツァ海岸は長さ750mのビーチ。
(参考資料:Montenegro Guide by Studio Strugar)