フランス
ショッピング †
最近は旅行者がお土産として現地で購入するものが少なくなってきている。
ほとんどのものが国内でほぼ同額で入手できることに加え、ただブランドだけにこだわる層が減少しているからだ。
少し前まではパリの本店で夢中で買い込んでいたのも、日本中の人たちが持つようになって都会の人は急激にブランドから遠ざかるようになってきた。
日本人を上客としていた免税店も少なくなり、代わって韓国や中国の人たちがお客さんになって品ぞろえも変わってきた。店員も以前は日本人が多かったが、今は中国語、韓国語、タイ語などが行き交っている。
- 有名ブランドもの:
パリをオリジンとする世界的に知られたブランドのものは毎年新しいデザインのものがデビューする。少量なので直営店や本店にしか置かないことも多い。
大部分はパリのサントノーレ通りかモンテーニュ通りに集まっている。
雑誌などで見て、お目当ての物を購入しようと本店に行っても常時あるとは限らない。
数量に限りがあるため、売り切れることがしばしば起きる。売り切れるとしばらく入荷しないこともある。
毎年1月と7月には各店がバーゲンセールをする。パリ市民でもこの時期を待って来店する人たちも多い。ここでもお目当てのものがいつもあるとは限らない。
- 食材・ワイン
農業国フランスにはグルメを満足させる多くの食材がある。寒漬にしてあるものなら持ち帰ることができる。フォアグラ、マスタードなどは最もいいお土産となる。中心地のスーパーなどが安い。食品屋さんにも世界的に知られたところがあり、少々高いがお土産にはなる。フォション、エディアールなど
ワインは市内の酒屋で売られているものはあまり高級なものはない。毎日飲んでいる普通の市民はせいぜい1000円くらいのものだ。
上級クラスのワインはどこのワインショップも多くは置いていない。
ボルドーやブルゴーニュの産地へ行くと流通経費がかからないため安く購入できるが、持ち帰りに苦労する。
日本で100万円もするロマネコンチなどはパリでもほとんど見つけることが大変な逸品である。
- 美術館グッズ
印象派の絵のコピーやカレンダーなどは人気が高い。切手を張って友人に送ることもできる。
- アウトレット
パリ市内にも14区のアレジア通りなどはアウトレット通りとなっている。
女性の服飾類は有名ブランドの直営もあり、お買い得なものがあるが、本店で売れ残った-ものなのでサイズが限られる。
郊外の大型アウトレットモールはライセンス生産するブランドものでも、アウトレット向けに生産されたようなものが圧倒的に多い。
- お薦めできるものがない
孫や子供に何かお土産をというときに、おもちゃや文房具が思いつくが、いずれもお薦めできるものが少ない。画材・色鉛筆などは日本で売っているところが少ないので、よく目につくものだ。
フランスには、アメリカンブランドのものが少ない。レスポなどは見当たらない。