トルコ
サフランボル Safranbolu †
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- 首都アンカラから約北200kmに位置し,黒海から約65km内陸に入ったところにある。
- 周囲は500〜1750mの険しい山々に囲まれており、町の中心部は標高400〜500mにある。
- 町の名前は、「サフラン」+「ボル(沢山)」。この地域にはかつて40もの村でサフランの栽培がおこなわれていて、サフランの花が群生していたが、近年はほとんど生産されなくなってしまっている。2005年からサフラン保護に力を入れるようになり、サフランの生産が少しずつ伸びてきている。
- 町の中には18-19世紀に造られた 白壁の木造作りの民家が数多く残されており、一般の住宅やホテルもそんなこの独特の建物に統一されている。
こんな街並みが、1994年には世界文化遺産に登録された。
- サフランボルが最も栄えたのは、オスマントルコ帝国時代の17世紀頃のこと。イスタンブールとシノップ間のキャラバンルートとして宿泊・商業の中心地となっていた。
- 市街地は山の斜面にあって、多くの道路が細く、両側に名産品や生活用品を売る店が並び、散策するのには、とてもいい風情がある。夏季は旅行者で狭い道路はにぎわいを見せている。
- 人口は、中心部で約4万人、周辺の村々で1万人、気候は、高原であるため、夏は乾燥気味で、日差しは強いが過ごしやすい、冬は降雪地帯となる。
- ホテルはどこも、周囲の環境に合わせて、白壁のティンバーハウスの木造コテージタイプ。ホテルの数が少なく、夏季はなかなか確保が難しいので、早めの予約していかないと取れない。
アクセス †
- イスタンブール、アンカラとも直通バスが運行されている。
バス会社は数社あり、それぞれ1日4-6本運行。発着ターミナル(オトガル)が異なるが、旧市街地までは約1kmほど。タクシーが便利だ。
アンカラ〜サフランボル間はアンカラより3分の2は高速道路になっており、車で3時間ほどになる。もっともアンカラの市街地へ入ると、終日渋滞しているので、時間が少々かかる。
見どころ †
- カイマカムラル・エヴイKaymakamtar Evi(民家博物館)
サフランボルでは民家保存と当時の生活を伝えるために、内部を一般公開している民家が数軒ある。
その中で、最初に公開された伝統家屋がここである。
土間に生活用具を展示し、上階の暖炉や飾り棚、リビングサロンなど昔の暮らしがよくわかる。
- サフランポル歴史博物舘 ~Safranbolu Kent Tarihi Muzesi
旧市街西側の景色のいい城跡Kaleがある丘に建つ。
旧役場跡(エスキ・ヒエキュメットコナウEskiHukumet? Konagi)を改装した3階建ての博物館。
1階(入口階):サフランボルと博物k乱の歴史、地図、写真などの展示。
2階:オスマントルコ帝国時代の衣装や家財道具、古銭などを展示。
地下階:サフランボルの歴史、生活、伝統工芸をテーマとしており、マネキン人形により鍛冶屋や靴屋など職人の作業風景などを復元している。
- ジンジ・ハンとジンジ・ハマム
ジンジ・ハンは1645年に建てられた隊商宿デ、ジンジ・ハマムも付属の施設。
ジンジ・ハマムはホテル兼レストランとして、ジンジ・ハマムはハマムとして、両方とも利用されている。
一部、当時の衣装や生活ぶりをマネキンなどで復元した展示も行われている。
- アラスタ・バザール
木造建築の小さな店が建て並ぶバザールでは、伝統工芸の革製スリッパや木工の生活用具などの店が並ぶ。
土曜市も開かれ、周辺農家の人たちが採れたての農産物を持ち寄ってくる。
サフランボル近郊 †
- インジェカヤ水道橋 Incekaya Su Kemeri
クランキョイサフランボル中心部から約5kmの渓谷にある8世紀ローマ時代に建造された水道橋。
長さ116mで、幅は1.6m〜3m。6つのアーチがあり、端から端までわたることはできるが、手すりなどはないので、いたって危険だ。
橋の下にはトカットル渓谷でトカットル川が流れる。
- プラク・メンジリス洞窟 Bulak Mencilis Magarasi
トルコ有数の鍾乳洞
サフランボルのプラク村を流れるメンジリス川の岩山にある鍾乳洞。
長さは約6kmだが、現在は約400m見学できる。