#freeze
*バンクーバー島 [#d528794e]
バンクーバー島はB.C.州の大平洋岸の南半分を塞ぎ込むような形になっている。四国と同じくらいの大きさで、南側は北緯49度より南に食い込む形でアメリカ合衆国との国境を形成しており、対岸の各地からフェリーが連絡している。~
バンクーバーからは、ツワッセン Tsawwassen またはホーシュー・ベイ Horseshoe Bay からフェリーでアクセスできる。~
-ツワッセン〜スワルツ・ベイ(ビクトリア近郊):所要約90分~
-ツワッセン〜デューク・ポイント(ナナイモ)所要約120分~
-ホーシュー・ベイ〜デパーチャー・ベイ(ナナイモ):所要約90分~


*ビクトリア [#vd284f27]
**アクセス [#uf681fd3]
空路:バンクーバーから約35分。~
-バンクーバー国際空港から;
エアカナダ(AC)が18便、パシフィック・越すたる・航空(8P)が5便(曜日により異なる)所要時間30分~
-カナダ・プレイス近くの発着場から水上飛行機~
各社1日6~7便あるが曜日により異なる。所要時間約40分~
ハーバー・エア・シープレイン HarberAir Seaplane~
http://www.harber-air.com ~
ウエストコーストエアー Westcoast Air~
http://www.westcoastair.com ~



-バス&フェリー:バンクーバーから約3時間30分。

**空港 [#tc55bb50]
-ビクトリア国際空港(YYJ)~
国内線が中心だが、アメリカ/シアトルなどからの国際線も就航している。~
http://www.victoriaairport.ca ~
-インナーハーバー空港(YWH)~
バンクーバーからの水上飛行機の港~
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**概要 [#oa66f548]
ブリティッシュ・コロンビア州の州都。~
バンクーバー島の南端に位置する。1843年、ハドソン・ベイ社が毛皮の交易所を開いたところから町が形成されてた。1849年に英国領の植民地となった際、当時の女王の名ビクトリアが町の名前に付けられた。アメリカ・カリフォルニアのゴールドラッシュ以降、ブリティッシュ・コロンビア州のフレイザー川やカリブー地域で発見された金鉱に向かってアメリカ人が渡ってくると、英国はさらに植民地化を強め都市へと発展させた。1871年に自治権を得たブリティッシュ・コロンビア植民地はカナダ連邦に加盟。そういった歴史的背景もあり、現在も人々の生活には、アフタヌーンティーやガーデニングなどに見られるように英国の文化と習慣を色濃く残している。~
見どころは市街中心部に集まっている。温暖な気候のため、春から秋にかけて町は鮮やかな花々にあふれている。郊外には、広大な庭園ブッチャート・ガーデンがあり、訪れる人の目を楽しませている。~

**主な見どころ [#fa4aaf65]
-ダウンタウン Downtown~
インナーハーバーを囲むようにして、広大な敷地に建つ州議事堂、フェアモント・エンプレスホテル、ロイヤル州立博物館が建つ。ここを中心としてガバメント通りとダグラス通り一帯がダウンタウンで比較的コンパクトなエリアとなっている。北側には、ビクトリア発祥の地となるバスチョンスクエア Bastion Square と、航海の歴史を紹介する海洋博物館 The Maritime Museum of British Columbia がある。~

-ブリティッシュコロンビア州議事堂 B. C. Legislative Buildings~
1898年に建てられた議事堂は、堂々とした姿が町のシンボルとなっている。屋根の上にはバンクーバー島の発見者ジョージ・バンクーバーの像、前庭にはビクトリア女王の像が立っている。夜間には数千個のイルミネーションにより建物が彩られる。現在も州議会が開かれているが、内部も無料見学ツアーによって公開されている。~

-フェアモント・エンプレスホテル The Fairmont Empress Hotel~
州議事堂と並ぶビクトリアのシンボルとなっているホテル。古城をイメージさせる外観から観光名所としても人気があり、ホテル前は記念撮影スポットになっている。館内にあるティールームでは伝統的なアフタヌーンティーを楽しむことができる。~

-ロイヤル・ブリティッシュ・コロンビア州立博物館 Royal British Columbia Museum~
州の歴史と自然環境を紹介する大規模な博物館。100万点以上におよぶ展示物は3つのフロアで構成される。~
2階はブリティッシュ・コロンビアの氷河期から現在までの生態系をジオラマで紹介する自然史ギャラリー、3階にはネイティブカナディアンの生活様式から開拓時代の街並みを再現し、1970年代の近代までを知ることができる。1階はアイマックス・シアターとミュージアムショップがあり、カフェでくつろぐこともできる。~

-チャイナタウン Chinatown~
ダウンタウンからガバメント通りを北へ進み、パンドラ通りから先のエリアがチャイナタウンとなる。かつて石炭発掘や鉄道敷設のために渡ってきた中国人によって築かれたエリアで、日曜にはマーケットが開かれ、賑わいをみせる。~

-ビーコンヒルパーク Beacon Hill Park~
ダウンタウンの南、海に面した広大な美しい公園。園内には高さ30m以上のトーテムポールや、春から夏にかけて花が咲き乱れるバラ園のほか、展望台や小動物と触れ合える子供牧場などもある。市民の憩いの場として親しまれている。~

-マイルゼロポイント Mile Zero~
ニューファンドランド&ラブラドール州のセント・ジョンズまで延びる約8千kmの道路、トランスカナダ・ハイウェイの出発地点。ビーコンヒルパークの西にあり、近くには歩いてカナダ横断を試みた人の記念碑もある。海側にはシーニックマリンドライブとよばれる見晴らしのよい道がある。~

-クレイダーロック城 Craigdarroch Castle~
1889年スコットランドからの移民ロバート・ダンズミュア氏が石炭鉱脈を掘り当て築いた財産で建てた城の外観をもった邸宅。完成前にこの世を去った彼の家族が住んだ後、現在は博物館として公開され、邸内のステンドグラスや家具などの装飾が当時の生活を物語っている。~
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<郊外>
-ブッチャート・ガーデン The Butchart Gardens~
ビクトリア市街から北上し、エルクレイク Elk Lake を過ぎて、半島の東側に出たところにある。20世紀初め、ブッチャート夫人が石灰岩採掘場跡に花や低木を植えて以来拡大を続け、20ヘクタールにおよぶ現在の大庭園となった。1年を通して、さまざまな花が咲き乱れ世界中の観光客を迎えている。~
庭園のスタート地点となるのは、サンクンガーデン Sunken Garden とよばれる色とりどりの花に囲まれたところ。その先には、60周年を記念して建てられたロス噴水 Ross Fountains や、ダリヤの小道、バラ園 Rose Garden と続く。さらに日本庭園やイタリア庭園など緑が生い茂る中を散策ルートが延びている。広い園内を1周するには1〜2時間をみていたほうがよい。カフェやギフトショップなどもある。~
http://www.butchartgardens.com  ~

-トルミー山 Mount Tolmie Park~
ビクトリア市街の北東に位置するなだらかな山。ハイキングをしながらビクトリアの街並みを見渡せるビュースポットとして地元の人々も訪れる。~