トルコ
カッパドキア Kappadokya(Cappadocia) †
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- カッパドキアという特定の場所を指す地名はない。
アナトリア高原の中央部の大奇岩地域の名前である。
したがって、トルコの地図を広げても、カッパドキアという地名が出てこないことがある。
- 火山の噴出物でできた凝灰岩の台地だったところが雨に打たれ、湖や川が出来、凝灰岩の層が浸食されて柔らかい溶岩を切り裂き、固い地層がむき出しになった結果、変化に富んだ奇岩群を形成された。
「妖精の煙突」として知られる奇岩には、円錐型、尖頭型、円柱型、キノコ型、帽子をかぶっているように見える形のものなど、浸食の激しい地区には地域一帯に林立している。
- 奇岩が集中しているのは、カッパドキアの中のほぼ中心に位置するギョレメ国立公園内である。
- カッパドキアの中には、ホテルなどがある地区と、洞窟住居や民家だけが点在している地区が混在している。
ツアーなどで旅行者が宿泊できるホテルなどのある町としては、ギョレメ国立公園内または隣接地域にある4つがある。どこからも車で5〜10分圏内に観光ポイントがある。
- カッパドキアへの空路のゲートウエイとなる町は
- カイセリ Kayseri(カイセリ空港)
- トゥズキョイ Tuzkoy(ネヴシェヒル空港 Nevsehir)
カッパドキアへのアクセス †
- 空路:
イスタンブールからはカッパドキア地方へは1時間。
2つの空港がある:
両空港とも、ユルギュップ、ギョレメ、ウチヒサル、チャウシンへはシャトルバスが運行されているが、予約制になっているので、ホテルの予約の際にバスの予約もオーダーしておくといい。
- カイセリ空港 Kayseri
- ネヴシェヒル空港 Nevsehir
トゥズキョイ Tuzkoyの町の北西約30km。
ネヴシェヒルの町までは便に合わせてシャトルバスがある。
- バス
アンカラからネヴシェヒル Nevsehirとギョレメ Goremeへの便が1日4〜6本運行されている。そのほかのところへは、ネヴシェヒル Nevsehirで乗り継ぎとなる。
イスタンブールからは直通バスはあるが、おおよそ11時間かかる。
チケットは前日までにバスターミナル(オトガル)へ行って予約するといい。
- 鉄道
一番近い鉄道駅はカイセリとニーデにある。
十分時間がある人は、トライしてみるといい。
カッパドキアの観光 †
カッパドキアの中の奇岩の集中するギョレメ国立公園内と、南部の地下都市を観光するのには、少なくとも丸1日間を必要とする。
ツアーなどで、半日しかとってない場合には、かなり端折ってしまい、道すがらの奇岩だけにフォトストップするだけになってしまう。次の都市への移動が時間を要するので限定的となる。
個人旅行する場合には、2泊以上がおすすめだ。カッパドキアだけの手配をしてくれる旅行業者も多いから、事前にオーダーしておいた方がいい。現地に到着してからでは時間的にロスするし、ピークシーズンは車もガイドも不足する。
タクシーでカッパドキア内を1日チャーターすると約150-200TLほどになる。
ガイドなどいなくても、見て回るだけで十分満足できるところばかりなので、これもおすすめだ。写真撮影などには、天候や日照の時間帯によって自分勝手に好きなようにできるからかえって効率的だ。
なお、冬季はかなり冷え込む地域で、路面も凍結するため、入れる地域が制限されることがある.
カッパドキアのおもな見どころ †
洞窟教会や地下都市など暗いところが多いので、小さな懐中電灯を携帯するといい。
なお、どこの観光スポットにも、必ず飲み物の売店はあり、ミネラルウオーターの調達には事欠かない。
- ギョレメ野外博物館(ギョレメ国立公園内)
- 3姉妹の岩
- ラクダ岩
- 腰掛の岩
- きのこ岩
- オルタヒサル
- ウチヒサル
- パシャバー地区
- トカル・キリセ
- 地下都市
- カイマクル Kaymakli
- ディリンクユ Derinkuyu
- サラトゥル Saratli
- オズコナック Ozkonak
- タトゥラリン Tatlarin
- アジギョル Acigol
- マズ Mazi
- マズキョイ Mazkoy
- オェズリュジェ Ozluce
- ゼルヴェ野外博物館
- ローズバレー(サンセットポイント)
気球でカッパドキアのパノラマ †
気球に乗ってカッパドキアの景色を上空から眺めるツアーがある。
4月初旬〜11月末まで毎朝バルーンが上がっている。
ピークシーズンには80基も上がる。
カッパドキアに数社の会社があり、日本語で対応しているところもある。
気球にぶら下がっているバスケットは10〜24人乗りの大型のものまである。
参加人数には関係なく、参加者がみんな混乗するから一人でもOKだ。
早朝の4時30分〜5時にホテルへバスがピックアップに来て、ターミナルまで行き、料金を支払って乗り場へバンに乗っていく。待機中にコーヒーとパンの朝食サービスもある。
気球は約1時間あまり、風に任せて遊覧し、着地点に戻ってくる。そこでシャンペンのサービスがあり、名前入りの搭乗証明書が交付される。ホテルへは、シャトルバスが送迎してくれる。おおよそ8時ころ戻ってくる。
料金は160ユーロ。
上空は夏でも肌寒いので、トレーナーなどの厚手の長袖が必要となる。
天候によってはキャンセルになることもある。
ナイトライフ †
- セマー(旋舞)観賞
アナトリア地方に残るセマーを観光客向けのアレンジしたものがある。
アヴァノスの近く(東6km)にあるキャラバンサライ(隊商宿)を改装した建物で行われている。タクシーでも行けるが、帰路を考えると、ホテルで申し込んで、ツアーに参加したほうがいい。(写真撮影はできない)