中国/上海市

南京路・人民広場

エリアの中心地は人民広場で東西に南京東路、南京西路エリア。
戦前、この場所にアジア最初の競馬場があり、戦後、現在上海市政府があるところを境にして北側が人民公園、南側が人民広場となった。
人民公園の北側を東西に走る南京路は上海最大の盛り場で、ショッピング街となっている。南京東路は歩行者専用路となっていて、老舗のレストランや焦点が多く、南京西路は大型のショッピングモールが軒を連ねる。

外灘(バンド)エリア

黄浦区の黄浦江岸、北は外白渡橋から南の中山路の南端までのエリア。1920年代、1930年代に欧米列強によって建てられた建物が並ぶ。
海外では当時の名称である「バンド(bund:海岸通り・堤防)」として知られている。
90年代以降は黄浦江対岸の浦東地区も開発が行われ、今日バンドの遊歩道からは、オールド上海を象徴するバンドの建築群は夜になるとライトアップされて昼間の雰囲気とは全く異なる別世界を味わうことが出来る。

豫園エリア

列強の租界地として発展してきた上海の中でも、一貫して中国人の居住区とされてきた場所で、いわば上海の下町で、旧来の木造建築などが残る地域である。この地区にある「上海老城」は伝統的な街並みを再現した場所で、まさにいにしえの上海を思い浮かべる。

浦東エリア

上海市街地から黄浦江を挟んで東側の地区を「浦東」と呼んでおり、経済・金融の中心地として国内外の金融機関は集まる。1990年に経済特区となって以来10数年、今日では次々と高層ビルが建ち上がっている。世界屈指の高さを誇るテレビ塔(東方明珠)や高層ビル(金茂大厦)からの展望は必見の観光ポイントとなっている。
浦東空港もこの浦東地区の東南隅、長江河口に面した場所に位置している。

徐家匯エリア

イルミネーションが派手にライトアップされるナイトストリートとして知られる衡山路があるエリア。
戦前までフランス租界の一部で、今日でも大規模な教会や瀟洒な洋館などが残されている。欧風のデザインを残したおしゃれな建物が多い。

淮海路エリア

上海の最新ファッションの発信地となっている地域でハイクラスのショッピングモールやデパート、デザイナーズショップなど集まっている。

市内東北部

黄浦江と蘇州河の北側、上海駅はこのエリアにある。戦前は列強の共同租界だった場所で、日本租界もこのエリアに存在していた。上海の文京地区でもあり、名門の大学が集まる地域だ。観光スポットとしては;魯迅故居 魯迅墓など。
近年、トロント通りを中心におしゃれなカフェが建ち並ぶ若者に人気のエリアとなっている。

虹橋地区

静安区から普陀区・長寧区にあたるエリア。
静安区は戦前はフランス租界があった場所で、比較的落ち着いた雰囲気を持っている。上海在住の外国人がショッピングやグルメを楽しむ近年注目を浴びている地域で、日本人駐在員家族も多く居住している地域である。 この地域には日本レストランや日本人向けの雑貨店、マッサージなども多い。
国内線専用の虹橋空港も近い。

北郊外エリア嘉定

上海を代表するグルメである小籠包(シャオロンポー)の故郷でもある。
上海経済を支える衛星都市の一つで、電子工業や自動車工業が盛んな地域。
観光ポイントとしては秋霞圃、南翔に古猗園などの名庭園もある。

南郊外動物園エリア

南匯区・閔行区・奉賢区にあたるエリアで上海野生動物園がある。

西郊外エリア

松江区・青浦区にあたるエリア。
松江は「紡績の故郷」と呼ばれた古い街で、紡績で発展した上海の基盤だった。したがってこのエリアには多くの古寺院や古園林が残されている。~また上海近郊唯一の自然山林である余山もこのエリアにある。

朱家角(しゅかかくZhuJiaJiao? / ジュージャージャオ)

古い水郷の鎮(村)として知られる。水郷古鎮としては、上海に最も近い。鎮内には運河が縦横無尽に走り、千を越える明清以来の古建築が運河沿いに並んでいる。中でも有名なのが、全長70mの石造五連アーチの放生橋で上海エリアでも最大のものだという。

崇明島;

海南島に次いで中国第2の大きさの島。長江が生み出した島とも言われ、白鶴や白鳥の生息地として知られる。