海外旅行に必要な書類

イエローカード

イエローカードとは

イエローカードとは、国際予防接種証明書のこと。世界保健機構(WHO)が検疫伝染病汚染地域に指定している地域クいく場合、その地域を経由して帰国する場合に必要とする証明書。この証明書を取得するためには検疫所で予防接種を受けなければならない。
現在、汚染地域に指定されているのは、アフリカの大部分の国、中近東・東南アジア・中南米の一部の国や地域となっているが、汚染地域がどんどん少なくなっているので、出発前に確認した方がいい。

イエローカードの取得法

予防接種は検疫所のほか、病院や伝染病専門の診療所で行うことが出来るが予約が必要になる。接種が終わると接種機関の証明印と自分のサイン(旅券と同じもの)をするとイエローカードを発行してくれる。これだけでは有効なものではなく、検疫所で承認印(桜マークのチェリースタンプ)が必要になる。検疫所で接種を受ければその場でチェリースタンプが押される。伝染病によっては2℃接種しなくてはいけないものもあり、1週間(コレラ)や1ヶ月間(黄熱病)間隔をあけて接種しなくてはいけない。

検疫伝染病;

検疫伝染病として複数指定されているものには、それぞれの予防接種を受けなくてはならない。
黄熱病;WHOが指定しているもの。1ヶ月間隔で2℃接種する。
コレラ;汚染地域になると日本国内の規定で接種が必要になる。1週間間隔で2℃接種する。
マラリア、ペスト;イエローカードの所持は義務付けられていない。

検疫伝染病以外の伝染病;

義務付けられてはいないが、出発前に接種しておく方が安心なもの。
狂犬病、インフルエンザ、破傷風、テング熱など

イエローカードの有効期間

黄熱病;接種後10日から10年間
コレラ;2回目摂取から6ヶ月間
ペスト;接種後6ヶ月間