スイス/ベルナーオーベルランド/インターラーケン
ユングフラウヨッホ Jungfraujochへの登山電車乗り方手順 †
- インターラーケンには西駅と東駅があるが、ユングフラウ登山電車は東駅Interlaken Ostが出発駅。
- スイスの西側ベルンの方から来る国鉄SBBの列車ははじめに西駅に停車し、次に東駅となる。
- ユングフラウ観光はすべて私鉄となるので必ずしも接続しているとは限らない。
- 登山電車は途中2回乗り換えるが、途中の乗り換え時間はほんのわずかで、乗換駅でトイレに行く時間はほとんどない。車内にもない。どうしても行きたくなってしまったら1便見送って次に乗る。
ツアーなど団体の場合には、各人に乗車券がなく一枚の団体乗車券になっているので、みんなと遅れると別途運賃を支払わなくてはいけない。登山電車は結構高額だ。
- 3000m以上のところへ行くからとそれほど重装備することはないが、夏でもダウンジャケットか厚手のセーターは要る。7、8月以外はかなり寒い。
多くの時間を温かな電車の中、外へ出てもそんなに長くいるわけではないので、普段の冬の服装程度で十分だ。
- 乗換駅でも凍結しているところがあり、終点のユングフラウヨッホでは氷の洞窟アイスパレルへも行くので、滑りやすい靴も避けるべきだ。
乗車券の買い方 †
- ユングフラウヨッホまでは2つのルートがある。
グリンデルワルト経由とラウターブルンネイ経由だ。
- 始発駅で経由を指定して往復購入する。往路グリンデルワルト経由で復路ラウターブルンネイ経由という買い方もできる。
乗車券は、鉄道会社が変わっても一枚だが、列車ごとに検札が来てパンチを入れる。
最後までなくさないように持っていること。
- 旅行会社に予約手配してもらっている場合には、旅行会社から受け取ったバウチャーVOUCHERを出発前に駅の切符売場へ持って行き、ここの人数分の切符を受け取る。グループのリーダーはマスターチケットVOUCHERを携帯して、同様に検札の時に提示する。
VOUCHERに記載されている人数から実際に利用する人数が少なくなってしまっていたら、その旨を駅の切符売り場で伝えて人数のところを訂正してもらう。これが後日の払い戻しの証拠書類になる。
- グリンデルワルト経由かラウターブルンネイ経由かもチェックしておこう。頼んだのが
グリンデルワルト経由でも、満席のためどちらかがラウターブルンネイ経由になっている場合もある。
ユングフラウ観光の登山電車の乗り方 †
- 座席指定はないが、乗車口がツアー(団体)と個人で異なる。
- 日々沢山のツアーが集中するユングフラウ観光に団体ツアーも利用するため、団体用に乗車口を分けている。
- ドアに旅行会社名(ツアーオペレーター)などが記されているところは、そのツアーの優先入口となる。
旅行会社に予約手配を頼んでいる場合には、何という手配会社に自分たちは手配を頼んでいるかを覚えておかないといけない。
日本の旅行会社名ではなく、その旅行会社がスイスのどんなツアーオペレーターに手配をさせているかである。その手配会社名が記されている。
しばしば同じツアーオペレーターが日本のいろいろな旅行会社のツアーを任されて手配している場合があるが、その場合には、ツアー名(英語)も併記されている。
旅行会社の添乗員がいない場合にはツアー名も知っておかないといけない。VOUCHERに記されている。
- 個人客はドア看板のないところから乗車する。車内は自由席となっている。
- インターラーケンからは6両編成の電車で、前3両がラウターブルンネン Lauterblunnen行き。うしろ3両がグリンデルワルト Grindelwald行きとなっている。
乗車の時に確認して乗車する。
インターラーケン発 †
- インターラーケン東駅からはグリンデルワルド行き3輌とラウターブルンネン行き3輌が併結されている。
途中Zweilutschinenで切り離される。
グリンデルワルトまでは約35分、
ラウターブルンネイまでは約20分。
どちら経由でも次の乗換えのクライネシャイデックには同じ時間に到着するようになっている。
グリンデルワルド発 †
- 1編成2両または4輌編成のユニットの緑色の登山電車がいくつも入線してくる。
ツアー・団体が多い時期はそのユニットも多い。
- ツアー・団体のために駅員が旅行会社名(ツアーオペレーター)ツアー名などが記されているボードを入口のドアに掛ける。
- 個人旅行客はそのボードがかけられていない車両に乗車する。
- グリンデルワルトにはほとんど駐車場がない。
バスでグリンデルワルドまで来る場合には、バスのドライバーに、待機しているのかを確かめておく必要がある。
大型バスの駐車場は電車の次の駅前グント Gundとなっているのでそこで下車するように言われる場合と、到着時間になったらグリンデルワルドまで上がってきてくれる場合とがある。シーズンによって異なる。
- 個人で車で来る場合も駐車場がないので、グントから乗り降りすることとなる。
- 中国や韓国など東南アジアのツアーが乗り合わせるときには、特に注意した方がいい。~彼らのグループの添乗員には、十分な予備知識を持っていないため、ドアのボードなど関係なく勝手に乗り込んでしまうことが少なくないからだ。
そんなときには駅員にクレームして早く移してもらうようにする。
グリンデルワルド駅のトイレは線路横の道路の反対側にある。ただし、乗換時間があまりないので、混んでいたら間に合わない。
- 電車は一度下ってグントGund駅に入る。そこから折り返してこんどは山に向かって進んで行く。
車窓の眺めはスイスらしく緑一面ののどかな景色が続く。
約35分で終点のクライネシャイデック Kleinescheideggに到着する。
ラウターブルンネン Lauterblunnen発~ †
- グリンデルワルドと同じような乗り込み方をする。
ここまで車やバスで来る場合には駅に接続している駐車場に入る。
表示に沿って駅やホームの方に進む。
- グループなどで事前に手配している場合には、帰路をグリンデルワルド経由にしている場合には、車やバスがグリンデルワルド駅かグンド駅待機かを確かめておかなくてはならない。
夏のピークシーズンは駐車出来ないためグントGundになる時期がある。
クライネシャイデック駅~ †
- 駅舎を挟んで反対側がユングフラウヨッホ行き登山電車の始発駅になっている。
- 午前中は沢山のツアーが同じように利用するため、いくつもの編成が準備される。
ここもツアーオペレーターの名前で表示されている。
旅行会社に事前に手配している場合には、ドアのボードを確認して乗車する。
- 2輌編成と赤い4輌編成がある。
- この駅のトイレはホームのはずれ、ラウターブルンネン寄りにある。
- この駅では、大きなバーナード犬と一緒にグループ写真を撮らないかとセールスをかけてくる写真屋がいる。
- ユングフラウヨッホまでは約55分。ほとんどトンネル。
*ユングフラウヨッホ到着
- 下車すると瞬間息苦しさを感じる。直ぐに慣れてくるのだが、貧血状態になってしまうこともある。しばらくじっとしているといい。
- 到着ホームは寒いので展望ルームかレストランの方へゆっくり歩いて行く。
- まずはアイスパレスへ行ってみる。氷河をくり抜いて作った氷の洞窟で往復10分程のもの。そのあと展望台やレストランに行くといい。
- エレベーターで屋外に出られる。雪上に出ることが出来る。
- 展望レストランもある。
帰途に就く †
帰りは同じ方法で戻る。
個人の場合には、途中駅でゆっくり時間を使ってレストランやショッピングを楽しみながら帰ることもできる。