モンテネグロ
コトル Kotor †
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- コトル湾最奥部にある港町で、首都ゴリッツァの西80�辧▲�ロアチアのドブロヴィニクの南東80�劼砲覆襦�
- 城壁に囲まれた中世の町は海上交易の拠点として発展。
- 街の東側は断崖で、南と北に小さい運河がある。
- コトルは、高度な航海技術を誇り、スラブ諸国で最初の航海士学校が創立される歴史を持っている。
- コトルは2500年に及ぶ歴史を通じて幾度も支配者を替えたが、自治を守りぬき、とくに中世には、アドリア海南部の重要な政治的文化的中心として栄えていた。
- 大聖堂や宮殿、広場など中世の面影を残す歴史的建造物が数多く残っていたが、１９７９年の大地震と１９９０年代の内戦によって甚大な被害を受けた。
- 旧市街は三角形をしていてそれ程大きくない広さにもかかわらず、断崖の上からも銃眼がついた石造りの城壁が町を囲んでいる。
- この城壁は9世紀から18世紀まで建設が続けられていた。全長4.5km、高さは高いところで20m、厚さは2m〜15mにもなる。
- そこには、交易によって得た繁栄で築かれた豪華な館や美しい教会が建ち並んでおり、それらが世界遺産になっている
見どころ †
- ピアッツァ；
時計塔（1602年）があり、武器広場ともいわれる街の中心になる広場。
塔の前にはこじんまりしたピラミッド型の柱が立っているが、これは罪人の「さらし柱」だったもの。
- 聖ドリブン大聖堂；
コトル最大の記念碑的な建造物となっている。
前ロマネスク様式の教会の土台の上に建てられた。
コトル人アンドリア・サラツェニスの寄進により創建、1166年に献堂式が行われている。以来、修復を重ねてきた。
1979年のモンテネグロ地震の後、修復再建作業が進められている。
主祭壇の石のチポリウム（天蓋つき祭壇）は1362年に制作された。ロマネスク＝ゴシック様式。
チポリウムのフリーズには聖トリブンの生涯の場面が浮彫りで描かれている。
背後には櫂をかたどった銀製金メッキ板の浮彫りが見える。
15世紀コトルの金細工職人の傑作である。
司教マリノ・コンタレノの十字架は銀製（15世紀）。大聖堂聖遣物展示室に展示されている。
- 聖ルカ教会:
1195年、カトリック教会として建造された。寄進者はマプロ・カザブランカ。
フレスコ壁画が描かれたのは12世紀末である。
教会は17世紀中葉、コトルの正教徒住民の使用に供せられた。
19世紀初までカトリックと正教の二つの祭壇があったが、現在は正教の祭壇だけが残っている。
1747年、北側正面に聖スピリドンを祀る礼拝堂が増築された。
1979年の修復に際して屋根の改造が行われた。
- ドラゴ邸：
この宮殿建築をモデルに都市貴族の宮殿が多数建てられた。
プーチヤ邸、ビザンティ邸（正面入口上の月型小間が残る）、バスクワリ邸、ドラゴ邸、ポリツァ邸など。
(参考資料：Montenegro Guide by Studio Strugar)
