ラオス
ヴィエンチャン Vientiane †
- 首都であるヴィエンチャンは、メコン川沿いのラオス最大の都市、
- 16世紀の半ばごろにセタティラート王King Setthathirat(1548-1571)により首都に定められて以来現在も政治、経済の中心地で、空路、陸路でのゲートウエインなっている。
- 街並みはフランス植民地時代の古い建物と並木道、そして数多くの仏教寺院が混在し、アジアと西欧文化の融合が見られる。
- 17世紀にヴィエンチャンを訪れた東インド会社の商人、Geritt Van Wuysthoffやイタリアの伝道師Leria de Mariniらは当時のヴィエンチャンを東南アジアでもっとも荘厳な町であると評している。
- メコン川の中州にチャン島があり、さらに先にはオーストラリアの援助によって出来たタイ国境にかかる友好橋がある。
空港 †
ワットタイ国際空港 Wattay International Airport(VTE)
ラオス国営航空 QV タイ航空TG、ベトナム航空VN, エバー航空BR、バンコック・エアウエイズPGなどの便が運行されている。
市内へはタクシーで15分
市街地 †
メコン川に沿って走るファーグム(Fa Ngum)通り、市の中心部の噴水のあるナンプ広場を通るセタティラート(Setthathilat)通り、国立博物館や国立文化会館のあるサムセンタイ(Samsenthai)通りの3つの通りが市の中心部を横に走る。
ホテルやレストラン、商店が多くがこれらの通りにある。
見どころ †
- アヌサワリー;(パトゥーサイPatousay)
パリの凱旋門を模して建てられた.
1958年に建設された戦没者を慰霊するモニュメント。
新空港建設に使用されるはずだったセメントで建てられたものといわれている。
下から見上げた天井にはラオスの典型的なモチーフ、神々や3頭の像などのレリーフがある。
朝の8時から夕方5時までの間は上に昇ってヴィエンチャン市内を一望ことが出来る。
- タラート・サオ Thalat(市場):ラオス最大のショッピングセンター。
- タラート・カンカム;ヴィエンチャンの北に位置する最大の生鮮食料品市場
- ワット・シーサケット Wat Sisaket;ビエンチャンで最も古い伽藍が残る。1824年に建設され、度重なる戦争にもかかわらず、破壊されずに建立された当時のままに残る貴重な寺院。
現在は博物館になっていて、本堂と回廊の壁を合わせると6,840もの仏像が安置されている。その殆どはが度重なる戦いによって、目に嵌め込んでいた宝石類や頭部の金細工等が取り去られているが、一部残っているのもある。建物内部には6840体の仏像が置かれている。
- ワット・ホーパケオ Ho Pha Kaew;
王宮専用の寺で、僧侶がいない.
1565年に王が首都をルアンパバンからビエンチャンに移転したときに作られた寺院。
当初は王の祈りの場所として建立された寺院であったが、1779年、シャム王国との戦争によりた建物は焼失し、エメラルド仏は持ち去られた。1936年に現在の建物がフランスによって再建された。
現在は博物館として使用され、国内各地から集められた仏像などが並べられている。中庭にはジャール平原から運ばれた石の壷もある。
- ワット・シェンクアン(ブッダパーク) Wat Xieng Khouane
ヴィエンチャン市街からメコン川に沿って下流方向へ約24km、友好橋の近くにある。
ワット(寺院)という名前がついているが、実際にはコンクリート製の様々な仏像等がある。その他にも天上界、地上、地獄を表現した3層の建物があり、屋上からブッダパーク全体を見渡せる。
- タート・ルアンThat Luang;
ラオス仏教の最高の寺院。一辺の長さ85mの正方形建造物で中心に高さ45mの黄金の仏塔が建っており、その周りをまた小さな仏塔が囲むようにいくつも建てられている。
1828年にシャムの侵攻により損傷を受けたが、1936年に改修されている。
旧暦の12月の満月をはさんだ1週間にタートルアン祭りが開催され、全国から沢山の僧侶が集まる。
- 革命記念塔;無名戦死の墓
- タート・ダム; 黒い仏塔
- タートルアン祭り;旧暦12月の満月の日.(3日間)
- 革命博物館 Revolutionary Museum
フランス植民地時代の建物を利用した博物館。
植民地時代からの脱却に貢献した人々に敬意を表して設立された。ラオスの産業や文化関する展示物、歴史に関する展示物がある。
近郊 †
- ナムグム・ダム Nam Ngum Dam
ヴィエンチャンの北90km。1971年完成、水力発電所の一部として巨大な人造湖になっている。
湖にはいくつも島が点在しボートで観光することもできる。
- ワン・ヴィエン Van Vieng~
ヴィエンチャンの北160kmにあるワンヴィエンにはソン川に沿って石灰岩の岩峰があり、一見の価値がある。
岩層は無数の洞窟で蜂の巣のようになっており、中でもタムジャンという洞窟が有名。
- ワット・シェンクワン;
メコン川沿いに作られた仏教/ヒンズー教などの混合宗教寺院
- 友好橋;
メコン川をタイと結ぶ、1994年4月8日開通。全長1174m。
オーストラリアの援助でかけられたため、カンガルーブリッジともいう。
- KM52(LAK52);国道13号線を52km北上したトコロニアルモン(フモン)族の町