ベルギー歴史・世界遺産
フランダース地方のベギン会修道院群 †
- 「フランダースのベギン会院」は、中世の北西ヨーロッパ(12-3世紀以降)において、極めて特徴的で重要な宗教的ムーブメントとなった女性の在俗修道会(ベギン会)の建築の総体をいい、ベルギーのフランダース地方(ブルージュ、ゲントなど)に数多く点在する。
- 会院は一般に住居、教会、付属建築物、中庭などからなり、その空間設計そのものがフランダース地方の都市・地方計画の具体的な例証であると同時に、宗教建築とフランダースの伝統建築との融合を完全に表現していることから登録された。
- 都市型ベギン会院:
リール、ディースト、トンゲレン、コルトレイク、メッヘレン、シント・アマンスベルグ(ゲント)
- 中庭型ベギン会院:
ホーグストラーテン、ブルージュ、デンデルモンド、トゥルンハウト、トンゲレン
- 混合型ベギン会院:
ルーヴェン、小ベギン会院(ゲント)