エレヴァン Yerevan

人口=約120万人
標高1,000m

エレヴァン地図

概要

アララト平野の南東に位置するアルメニアの首都で、その歴史は古く、現存する世界最古の都市の一つとされており、また創世記に語られている「エデンの園」が存在していたという伝承のある地でもある。
1679年大地震に見舞われ、多くの建造物が倒壊したが、古い歴史上の建造物は残されている。
三方を山に囲まれ、南はフラズダン川が市内を流れ、町を2つに分けている。遠くにアララト山がかすかに見える。
郊外には、エチミアジン大聖堂、リプシマ教会、ズヴァルトノツ古代遺跡の3つの世界遺産が存在する。

アクセス

空港

ズヴァルトノッツ国際空港 Zvartnots International Airport(空港コードIATA=EVN)
エレバンの町の西約13kmにある。

陸路

トルコやアゼルバイジャンとの国境は閉鎖されているため、隣国からはジョージア(グルジア)とイランからのみとなる。

鉄道

ジョージアのトビリシとの間に国際列車が運行されている。
ジョージアの発着駅が季節によって異なる。所要時間は約15時間。
エレバン駅(サスンティダヴィト駅)、エレバン唯一の鉄道駅である。

長距離バス

ジョージアのトビリシ・オルタヂヤラ・バスターミナルからテヘランからエレバンまで国際バスも運行されている。

国内交通

地下鉄

首都エレバン市内の地下鉄(1路線)のみ。
旧ソ連時代に建設されたもので、駅舎はどこも大きい。

バス

24路線ある。トラムは2004年に廃止されている。

見どころ

エレブニ城要塞跡 Erebuni Fortress

アリンベルドという丘の上にある。
アルギシュティ王は紀元前782年にを建設して、名前をエレブニと決めた。
イェレバン市はこの要塞にちなんで名付けられた。
天候が良ければアララト山が遠望できる。

エレブニ博物館

アリンブルド丘のふもとにあり、エレバンの誕生2750周年を記念し、1968年に開館された。ウラルトゥ国時代に関する展示物が12,235点もの品々が所蔵されている。

虐殺博物館 The Armenian Genocide Museum-Institute

1915年にオスマン・トルコで起ったアルメニア人の虐殺の80周年祈念式典の時、1995年に開館された。博物館と虐殺の犠牲者の記念碑はツィツェルナカベルド丘に位置している。アルメニア人虐殺博物館

共和国広場


聖サルギス教会 Saint Sargis Church

フラズダン川の左岸のエレバン城塞に向かい合うように建つ。1450年に建造された教会だが、1679年の大地震で崩壊した。現在のは、1835年から1842年にかけて再建されたもの。

エレバン大聖堂 Saint Gregory Cathedral

2001年に創建された2つのチャペルを持つ新しい大聖堂。
聖堂にはキリスト教がアルメニアの国教と定まってから1700年目を迎えたことを記念し、1700席が設けられている。

聖ホヴァネス教会 Saint Hovhannes Church

大地震の後の1710年に、コンド地区の丘の上に再建された教会。

聖アストヴァツァツィン教会 Saint Astvatsatsin Church

エレバン北部のノーク・マラッシュ地区にある教会。1679年の地震で崩壊した建物は、20世紀初頭に再建されるが、1930年に旧ソ連により破壊されてしまった。教会はアルメニアの独立後に再建された。

聖ゾラヴァル教会 Saint Zoravor Church

アナミアの使徒によって、7世紀に建造された教会。1679年の大地震で建物が倒壊したが、1694年に再建された。

アヴァン教会 Avan Cathedral

エレバン北部のアヴァン村にある、聖ホヴァネスの命により6世紀の終わりに創建されたカトリック教会。キリスト教建築としては5つのドームを持つ初めての教会で、中世アルマニア建築の傑作と評されている。
1679年の大地震により廃墟と化し、現在は遺跡として残されている。

ブルーモスク Blue Mosque

オスマン帝国によって築かれたモスクと要塞。ロシア革命の後、モスクは一時的に博物館として使用されていたが、エレバンがロシア領となるとロシア正教の教会となった。

アルメニア国立美術館 National Gallery of Armenia

1921年に創設されたアルメニア最大の美術館。アルメニアの芸術家はもちろん、旧ソ連時代の芸術家の作品、またフランスのテオドール・ルソーやウジェーヌ・ブーダンなど、約25,000点の芸術作品を所蔵している。

アルメニア歴史博物館 History Museum of Armenia

共和国広場に面した国立美術館と同じ建物に入っている、1919年に設立された博物館。
古代ウラルトウの土器から現代まで、アルメニアの歴史に関わる品々が約40万点所蔵されており、そのうち5千点が常設展示されている。

郊 外

エチミアツィン Ejmiatsin
















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