アシュタラク Ashtarak

概要

エレバンの北西20kmにある、アルメニア語で「塔」を意味する町。
この町には建築史跡が数多くある。興味のある人には2~3日滞在する価値がある町だ。
また、この町にはサルギスという一人の王子に恋をした三姉妹の悲しくも美しい伝説が残されていて、町には互いを思いやりつつ、自らこの世を去った3姉妹が最後に身に付けていたドレスの色(オレンジ、赤、白)にちなんだ教会がある。
また、カサグ川の峡谷には、3つのアーチから成るアシュタラク橋が架かっている。

見どころ

カルミラヴォル教会(聖母教会)Karmravor Church

7世紀に建造された「赤みがかった」という意味の小聖堂である。
アシュタラクで最も保存状態がいい。
赤とオレンジで塗られた中央のドーム部分は十字形になっていて、内部にはいくつかの碑文が残されている。かつて修道院として使われていた。またここにはアルメニアの偉大な詩人、ケヴォルク・エミンの墓がある。

スピタカヴォル教会 Spitakavor Church

「白みがかった」という意味の教会。かつては、丸天井のある四角いシングル・ナーべ(身廊:信者の集まる部分)の建造物だった。

聖サルギス教会 Saint Sargis Church

19世紀になって再建された、シングル・ドラムの教会。円筒形のドーム屋根には教会の四方が見渡せる4つの小窓が付いている。

聖マリアン教会 Saint Mariane Church

聖サルギス教会の近くにある、1281年に建造されたアシュタラク最大の教会。
外観は長方形だが、内部は十字型をしている。

トシラナヴォル教会 Tsiranavor Church

13世紀から14世紀にかけて建造された、「オレンジ(アプリコット)色をした」という意味の教会。要塞や養老院として使用されていたこともある。

















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