ムフ島 Muhu
人口約1,700人
概要
サーレマー島と細い土手道コーズウェイでつながっている島。冬期になると、本土との間の海が氷結し陸路での往来ができる。
1227年1月、ヴィルヘルム・フォン・モデナ率いる20,000人のリヴォニア帯剣騎士団がこの凍った海を渡り、異教徒のエストニア人最後の牙城であったサーレマー島を攻撃。エストニア人はサーレマー島から土手道で使ってこの島へと移動し、円状の砦で降伏したと伝えられている。この砦は今も、島と島をつなぐ土手道の近くに保存されている。
そうした歴史を持つムフ島最大の見どころは、コグヴァという村である。伝統的な家屋が建ち並び、村全体が野外博物館となっている。また、ムフ島には作動する木造風車が残っていることでも有名である。100年以上前からあるもので、粉ひきに使われている。