コンスタンティーヌ Constantine
概要
アルジェリア東部の中心都市。
ルメル川が流れる深い渓谷に囲まれ、岩の上に町が浮かんでいるような独特の景観で知られる。
渓谷には橋がかけられ、鉄道駅のある対岸と結ばれている。
この周辺には古くからヌミディア人が居住し、紀元前3世紀末にヌミディア王国の首都が建設された。
各地から人々が移住してきたため、一時は北アフリカで最も人口が多い町のひとつになった。
ローマ時代に戦場となり、町は破壊されたが、313年に再建。コンスタンティヌス帝の名を取って現在の町の名がつけられた。
その後は他の北部の都市と同様に様々な勢力の影響を受け、1529年にオスマン・トルコに従属することになった。
19世紀にアルジェに上陸したフランスに対して抵抗を試みたが、1837年に征服されて植民地化された。
周辺ではさまざまな農作物が生産され、コンスタンティーヌは穀物などの集積地となっている。
繊維業や皮革加工も盛んである。kj