アセックラム高原 Assekrem

概要

タッシリ・ホガーにある高地。タマンラセットから約90km。

高原の頂上部に、20世紀初めにフランス人宣教師シャルル・フーコーが建てた庵(教会)があることで知られる。

フーコーはフランス軍仕官ととしてアルジェリアに入った後に軍から脱退、モロッコやアルジェリアを旅した。そして、トゥアレグ族とともにタマンラセットを訪れ、そこで生涯を送った。彼は現地の人々と信仰や身分に関係なく友好的に接し、現地語の辞書も編纂している。1916年にイスラム暴徒に銃撃され亡くなったが、2005年にローマ法王によって聖人に加えられ、殉教者とされている。

庵のある頂上から眺める朝日や夕日が美しい。頂上から少し下った地点に大部屋の山小屋があり、そこをベースとして観光客が訪れる。kj