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[[ドイツ/フランクフルト・ライン地方]]

*ダルムシュタット Darmstadt [#m32f2ded]
ヘッセン州~
人口約14万人~
フランクフルトの南約35kmに位置する町で、科学と芸術において成功してきた長い歴史がある。~
かつてのヘッセン・ダルムシュタット大公国の首都だったところで、芸術を愛する啓蒙的な大公たちが、この町を芸術・文化生活の中心地にしたことに始まる。~
1900年頃には、町はユーゲントシュティールJungendstil(ドイツのアール・ヌーボー様式)の一大センターとなった。~
現在もドイツ言語・文学アカデミーや、工業デザイン協会Ratfur Formgebungなどの多くの文化施設が、伝統を受け継いでいる。~
***アクセス [#o3b2e47d]
フランクフルト中央駅Frankfurt a/M Hbf.から、近郊電車Sバーンで約20分~
***市街地 [#pc839594]
中央駅Hauptbahnhofは、町の西端にあたる。~
旧市街Altstadtへは、バス(#6〜#10)がおすすめ。~
旧市街の中心はルイーゼ広場Luisenplatz~
***見どころ [#udb15a8e]
-マテイルデの丘 Mathildenhohe:~
1899年、エルンスト・ルートヴィヒ大公は、この丘にダルムシュタット芸術家村Darmstadter Kunstlerkolonieを建設。ユーゲントシュティールの理想のもとに「統一芸術」を発展させようとする建築家、画家、彫刻家たちがここに結集した。~
ロシア風礼拝堂そばの住居・アトリエ建物群は、1901年に開催された「ドイツ芸術の記録」展のシンボルモニュメントとなったもの。~
エルンスト・ルートヴィヒ大公の成婚を祝して建てられた婚礼の塔Hochzeitsturm(1908年)が、芸術家村全体を見下ろしている。塔は結婚式で大公が宣誓した手をモチーフにしていて、5本の指を表現するため、5つの円屋根状になっている。~
-城 Schloss:~
市の中心部にあるかつての方伯の居城で、ニつの建物部分からできている。~
一つはレミ・ドゥラフオス設計の新宮殿で、その規則正しい構成のファサードがマルクト広場を縁取っている。~
もう一つはその背後にある古い宮殿で、渦巻き装飾の切妻を持ち、中庭側に向かって紋章飾りのついた表玄関がある。~

-城博物館Schlossmuseum~
領主の家具、馬車、食器類、絵画が数多く展示されている。~
現在の城は工科大学の一部になっている。~
-ヘッセン州立博物館 Hessisches Landesmuseum:~
ドイツで最も古い博物館の一つで、1550〜1880年のヘッセン州の芸術作品を所蔵している。~
-ゲオルク王子宮殿 Prinz Georg Palais:~
かつての方伯の夏の宮殿(1710年頃の建築)で、大公の磁器コレクションを収蔵。~
ほとんどすべての品が、ヨーロッパの皇室や王家からの贈り物。~  
-ゲオルク王子庭園Prinz Georg Garten~
ヘッセン州では比類のない歴史的庭園の代表で、18世紀後半における幾何学的造形原則に基づいて造られている。~
約2haの庭園に有用植物や花が区分されて植えられ、あずまや、茶室、ため池など造園術上の点景物の数々や、オレンジ栽培園などがある。~
***周辺の見どころ [#l53ada27]
-ロルシュ修道院 Kloster Lorsch~
1991年にユネスコの世界遺産に指定される。 ~
8世紀に建立されたもので、かつてドイツ国内の宗教施設で最も意味あるものの一つとなっている。~
博物館センターがあり、この修道院の歴史を伝える貴重な手稿が展示されている。~
(アクセス)~
ダルムシュタットからハイデルベルグ行き電車でべンスハイムBensheimまで25分、(2時間間隔)~
駅から修道院は徒歩10分。~
http://www.kloster-lorsch.de~
-メッセル Messel~
ユネスコ世界遺産に指定されている。~
ダルムシュタットの北東約10kmに位置する。~
グルーベ・メッセルGrube Messelという化石採掘場で、約4900万年前、第三紀新始世時代の動植物の化石が多く出土している。~
発掘した化石の多くが現在はメッセル博物館のほか、ダルムシュタットのヘッセン州立博物館、フランクフルトのゼンケンベルク博物館Senckenberg Museumに保管されている。~
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