ドイツ/フランクフルト・ライン地方
アーヘン Aachen †
(ノルトライン・ヴェストファーレン州)
人口:約260,000人
- ドイツの西端、オランダとベルギーに接した国境の町で、国際的な雰囲気を感じ、学生が多く集まる街となっている
- 古来、ローマ人が温泉地として利用してから、温泉保養地として今日まで続いている。
広大なフランク王国を築き上げたカール大帝がこの温泉歩湯地を大変お気に入りで、794年、フランク王国の都としてその晩年を過ごした町。
- カール大帝の宮殿礼拝堂と、隣接する大聖堂は当時の姿のまま残されているである。
- 1978年、ここはドイツで最初にユネスコ世界遺産に登録された。
- 大聖堂を中心とする旧市街地区は中央駅から北に10分から15分歩く。
アクセス †
- 空路:
空港はないが、デュッセルドルフDuisseldorf、ケルン・ボンKoln/Bonnの各空港から約90kmになる。
空港往復のシャトルバスエアポート・エクスプレスAirport Aixpressが、デュッセルドルフ、ケルン・ボンへ、バスターミナルからそれぞれ運行されている。
いずれも高速道路の渋滞区間が多いため、所要時間は不安定で、空港を利用して出発する場合には十分に余裕を持っていないとミスするリスクがある。
- 鉄道
アーヘン中央駅Aachen Hbf.〜ケルンKoln〜デュッセルドルフDusseldorf間が普通列車が1時間間隔で運行している。
ケルンからは約1時間、デュッセルドルフからは約1時間30分。
デュッセルドルフ空港Dusseldorf Flughafen駅も経由する。
見どころ †
- 大聖堂 Dom:
800年頃、カール大帝はこのアーヘンに、東ローマ帝国のビザンチン様式のバジリカを模した8角形、丸屋根の聖堂Pfalzkapelle Karls des Grossenを建立しようと考えた。
このドーム形建物は、アルプス以北で最初に造営されたもので最大規模誇っていた。
1215年から遺体がここに祀られている。
- 聖堂宝物館 Domschatzkammer:
聖堂に隣接する。カール大帝の金の胸像などが展示される。
1215年から遺体がここに祀られている。古代ローマ時代に造られたカール大帝の石棺が見られる
- 市庁舎 Rathaus:
14世紀の建築で、カール大帝の宮殿があったところに建てられたもの。
建物の正面にはアーへンで君主の座についた31人の皇帝をはじめ、ドイツの歴代為政者をかたどった約50の像がある。
広間の壁に,ローマ人が温泉を見つけた時の様子を描いた歴史的なフレスコ画がある
1748年にはここでアーヘンの講和条約が調印されて、オーストリア継承戦争に終止符が打たれた。
毎年アーヘン市が主催するカール大帝賞の授与式がこの皇帝の間で行われる。この賞はヨーロッパの統合に貢献した人に贈られることになっている。
- クヴァン博物館 Couven Museum
は、中世の市の計量所があった場所にアーヘンの建築家クヴァンが薬屋アンドレーアス・モンハイムAndreas Monheimのために建てた。
館内には、1世紀にわたるアーヘンの中産階級の住まいの文化が提示されている。
- ズエルモント・ルートヴィヒ美術館Suermondt Ludwig Museum:
中世から近代のかけての美術品が展示されている。
Wilhelmstrasse18
- ルートヴィヒ国際アート美術館Ludwig Forum fur Internationale Kunst:
かつて世界一の規模の傘製造工場だった建物。バウハウス様式の代表的な建築で、現代美術のコレクション。
Julicher Strasse97一109
- カロルス・テルメン Carolus Thermen:
最先端技術を用いた温泉浴場.
周辺の見どころ †
- コルネリウス聖堂 Kornelimunster:
アーヘンの南東へ10km.インデ川流域lndetal
スレート屋根に青と白の石壁の家々があり、アイフェル高原の典型的な小都市風景といえる。
中心にかつての大修道院付属教会コルネリウス聖堂Kornelimunsterがある。