チェコ

チェスキー・ブディェヨヴィッツェ Ceske Budejovice

チェコ南部に位置する。1265年、ボヘミア国王プジェミスル・オタカル2世によって南ボヘミア地方に建設された王立都市。16世紀には、塩の取引き、醸造業、銀の集積地として繁栄したが、1641年の大火から衰退する。19世紀のヨーロッパ工業の発展に伴い、1932年にはヨーロッパ初の鉄道馬車軌道が敷設されドナウ川とヴルタヴァ川を結ぶ塩の輸送地として復興を遂げた。現在の市街は大火の後で再建されたもの。プジェミスル・オタカル2世広場 namesti Premysla Otakara II 周辺には聖ミクラーシュ教会 Katedralni chram sv. Miklase などの見どころが集まっている。
なお、この町で生産されるビールは、アメリカのバドワイザービールの元祖となった「ブディェヨヴィッツキー(ブドバイザー)・ブドヴァル」で、チェコを代表するビールとなっている。醸造所 pivovaru Budejovicky Budvar では製造過程の見学も可能。