スペイン/地中海沿岸、カタルーニャ、バレンシア地方
ラ・セウ・ドゥルジェイ La Seu d'Urgell †
(セオ・デ・ウルヘル Seo de Urgel)(カタルーニャ地方)
- ピレネー山脈の麓、標高700mのところのある。11〜12世紀に建てられたカテドラルがある小さな町だが、この地域の宗教的中心であり、この町の30km北にある小国家アンドラは-ここの司教とフランス国王が交替で統治することになっている。
カテドラルに併設されているデイオセサ美術館 Museu Diocesa には、10世紀に書かれたベアトゥス写本が展示されている。アラビア文化の影響を受けたモサラベ様式であり、スペイン独特のキリスト教美術として貴重である。
- この町の周辺を含めカタルーニャ地方の北部の山あいにはロマネスク教会が多い。その数3千とも言われている。その壁に描かれたフレスコ画やモザイクは独特の力強いタッチで描かれている。しかし、その多くが保存状態が悪く、協会自体が崩壊しているものもある。
そこでカタルーニャ自治政府は、これらの教会内部にあった壁画を丁寧に剥がし、残されたわずかなレンガや彫刻を集めて復元し、バルセロナのカタルーニャ美術館に展示している。
アクセス †
バルセロナから車で約3時間半