モンテネグロ
ブドバ、Budva †
#ref(): File not found: "me-budva-face.jpg" at page "モンテネグロ・ブドバ"
- ブドバの町を建設したのはフェニキアの勇者カドモスで、テーベを追われ、妻ハルモニアとともにこの地に避難したと伝説に伝えられている。
- この地域にはさまざまな文明が跡を残している。
- ローマ時代、ブドバはすでに都市の性格を持っていた。
- スラブ時代からは、モザイクのある初期キリスト教のバシリカ(5−6世紀)の跡が発見されている。
- 9世紀にはドゥクリヤ国家の司教座が置かれていた。サンタ・マリア・イン・プンタ教会はその時代のもの(840年)。
- ブドバは歴史を通じてビザンチン帝国、ドゥクリヤ諸侯、ネマニッチ朝セルビア王国などの統治を経て、後にはモンテネグロのバルシッチ家やツルノエピッチ家の支配するところとなった。
- 1442年から1797年まではベネチア共和国に帰属、その後、モンテネグロに編入される1918年まで、多少の中断はあったがオーストリアが領有していた。
- 旧市街は15世紀末、城壁の完成にともない形成された。城内の生活は基本条例で規制されていたといわれ、何世紀にもわたり自治が行われていたことを物語っている。現在の姿は、1667年の大地震後の再建による。
見どころ †
- 聖三位一体教会(1804年)と聖イバン教会(聖ヨハネ)(15世紀);
二つの教会、二つの宗教(正教とカトリック)、二つの建築様式が隣り合わせに並んでいる。
- ツイタデラ(要塞):
旧市街南部の岩盤の上にそびえる砦で、破壊、補強、修復をくりかえした末、オーストリア統治時代(19世紀前半)に今日の形が完成した。
現在は夏のブドバ演劇祭の野外舞台にも利用されている。
- サンタ・マリア・イン・プンタ(岬の聖母)教会、
- 聖サバ教会(15世紀)、
- 古代ネクロポリス遺跡
1937年、旧市街とスパス丘の間で発見されたもの。
近郊 †
- ポイニチ修道院(15世紀)
- グラディシテ修道院(ペトロバッツの東4km, 1305年に初めて史料で言及される)
- ドウリェボ修道院(14世紀)
- グルバリのポドラストバ修道院(1417年の史料に見える)
- ポドオストログ修道院(マイネ村)
モンテネグロのペトロピッチ朝歴代の主教公の避寒地だった。
主教公ダニロは1736年、ここに埋葬された。
- プラスカピッァ修道院(スベティ・ステファン対岸)
- レジェビチ修道院(ペトロバッツ Petrovacから2km)
- スタニェビチ修道院
主教公の一時的な居館として利用された。ブドバ付近の山中にある.
- ジュルジェバッツ要塞(ポポリ村付近)
- ブライチ村
オーストリア時代のコスマッチ要塞がある。
(参考資料:Montenegro Guide by Studio Strugar)