ゴルコンダ要塞
巨大な花崗岩の3重壁で取り囲まれている。高さは122mの孤立した花崗岩の丘の上に、今も壮麗にそびえ建っている。
要塞外郭は丘に沿うように、そして要塞を囲む外壁は、いびつな菱形状に設計されている。
頑丈な銃眼を持つ外壁の厚さは5-10mでは、外周囲7km近くにも及び、さらに周囲に深い堀を持ち、高さが15-18mもある87の半円形稜堡(ブルジ)、8つの巨大な門を有する。~陶器製パイプを利用した給水システムが、要塞内に存在したことが明らかになっている。
このシステムにより飲料水は勿論のこと、いくつかの噴水も要塞内に作られていた。
正面玄関のアーチの下で手を打つと、アーチの反響効果により30-40m以上離れたバーラー・ヒサールや、別の地点へその音が明瞭に伝わるのである。この通信システムは現在も機能するため、正面玄関は観光客が立ち止まり、手を打つ格好の場所となっている。