フランス/アルザス・ロレーヌ
アルザスワイン †
アルザスのぶどう畑はライン川に沿ったヴオージュの丘陵地帯で、ストラスプールからミュルーズまでの南北100kmの細長い地方で生産される。
栽培面積は1万4,000ha、年間ワイン生産量は11万kl。
アルザス・ワインの特徴 †
- AOC名が品種の名前であること、
フランスのほかの地域では地域名より細かい地区名や村名などが明記される。
- 単一品種で醸造することが原則となっている。
- 気候もフランスのワイン産地の中では一番寒い地域で、ドイツに似ているため、栽培されているぶどう品種もドイツのものが多く、白ワインが多い
- ボトルはドイツワインと同様のフルート形ボトルが使用されている。
- ドイツ産に甘口のものが多いのに対し、アルザスワインはほとんどがすっきりとした辛口である。
ブドウの品種 †
アルザスには8種類の品種が認められているが、その中の4種類によって造られるワインだけが、アルザス・グラン・クリュと名乗ることができる
- リースリングRiesling
- ゲヴュルツトラミネールGewurztraminer
- トケ・ピノ・グリTokay-Pinot Gris
- ミュスカMuscat
その他に品種としては
- ピノ・ブラン(Pinot Blanc)
- シルヴァネール(Sylvaner)
などがある。
スパークリングワイン †
アルザスにも発泡性ワインがある。
AOCのクレマン・ダルザスCrément d'Alsace:
ピノ・ブラン種のぶどうから、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵(メゴード・トラディショネル)方式で作られている。