モンテネグロ
プラーブ Plav †
- リム川流域にある。
標高945mのプロクレティエ山地の麓、プラーブ＝グシニェ盆地の東北端、プラーブ湖のほとりにある。
- プラーブ湖は湖水面積2ｋ�屐�標高907m、リム川はここに源を発する。
- 海岸地方から帝都イスタンブールへ向かう街道筋にあったので、トルコ時代に入ると重要性が増し、とくに隊商の安全な宿場町として有名になった。
- 初期のイリュリア時代、ギリシャ時代、ローマ時代の遺跡を除けば、町の文化遺産には、民俗にも建築にも、トルコ時代のオリエントの影響が強く見られる。
- プラーブ周辺はブルーベリーの産地で、毎年、恒例の「ブルーベリー祭」が催され、グシニェでは民族舞踊大会が開かれる。
見どころ †
- 皇帝モスク＝スルタニア（18世紀）
スルタン・アブドユル・ハミト二世の費用で建てたといわれる
- 旧皇帝モスク（1471年）
- レジェパギッチ・モスク
16世紀ないし17世紀,
館の防衛のために作られた塔がある。
高く細い尖塔型で、中央が尖った方形の屋根を持つ。
当初は二階建てだったが、後に三階建てに改築された。
近郊 †
- リード湖：
アルバニアとの国境近く、リード岳（2358m）の山麓、標高1970mの地点にある。
- グシニェ Gusinje
リム川流域,プラーヴの南西。アルバニア国境近く。
３つのモスクがある。
スカダル太守カラ＝マフムト・ブシャトリヤの創建になるベジル・モスク（1765年）、チェーキッチ・モスク（1687年）、新モスク（1899年）
- プレゾェピッァ村:
聖三位一体教会、1566−67年壁画装飾が施されたのはこととされる。当時の壁画は断片的にしか遺されていない。
- デチャニ修道院
コソヴォ自治区西部のプロクレティエ山の裾野にある
ストゥデニッツァ教会をモデルに14世紀半ばに建設された。
2006年にペチェ修道院、グラチャニツァ修道院、リェヴィッツァの聖母教会が世界遺産に追加登録されている。
政治的不安定により管理と保存が困難となったことから危機遺産に登録された。
(参考資料：Montenegro Guide by Studio Strugar)
