モンテネグロ
ペラストPerast †
- コトル湾の最深部の南斜面に位置する小さな村だったが、中世にヴェネチア共和国によって海運業と通商の発展がもたらされ、17〜18世紀に繁栄した町
- その当時、宮殿や教会、古文書館、市立博物館などの建築物が多く遺されている。
- また教育の中心であり、多くの学者、芸術家をはじめ偉大の人物を輩出している。
すぐれた船員で航海術の教師でもあったマルコ・マルティノピッチ(1663−1716)のもと、ロシアの海軍士官学校生がここで航海術を学んでいる。
- 湾内の2つの島が最も近い町で、ツアーもこの町から出ている。
コスパ・オド・シュクルペラ島?
スベティ・ジョルジェ島
見どころ †
- ブーヨピッチ邸(郷土博物館)
ペラストの宮殿建築のなかでもっとも有名な建物。
建築家ジョバンニ・パテイスタ・フォンタにより1694年に完成。
現在は郷土博物館となっていて、著名なペラスト市民の肖像画、帆船の模型、石彫の断片などが展示されている。
- 海事博物館 (旧海軍学校)
ベネチアンスタイルの面影を残す建物が点在する湾岸にある。
かつて海軍学校で、最強の海軍を誇ったヴェネチア海軍の士官たちがここから巣立っていった。ロシア海軍の創設期に彼等がマルコ・マルティノピッチなどの教師から訓練を受けたのもこの学校であり、多くのロシア海軍将校を輩出している。
(参考資料:Montenegro Guide by Studio Strugar)