ブルガリア
ヴェリコ・タルノボ Veliko Tarnovo †
- バルカン山脈の北側を蛇行して流れるヤントラ川沿いの丘陵に広がる町。
- 川の切り立った断崖に開かれた町の姿が立体的な美しさをみせる。
- バラの谷からルーマニアのブカレストへ向かうルート上にある。カザンラクから約100km、ルーマニア国境へも約100kmと中間地点になるので、周遊の際にワンストップ入れるのにちょうどよい。
- 1187年から1393年にかけて第二次ブルガリア王国の首都が置かれていた。
- オスマン・トルコにより占領された後に衰退したが、1878年の独立から再び政治の中心地となり1879年新制ブルガリア帝国誕生の地となった。
- 坂の多い町は、新市街と、見どころが集まる旧市街、城塞などの遺跡が残る3つの丘の地域に分かれる。
- 「琴欧州」(カロヤン・ステファノ・マハリヤノフ)の出身地。
- 人口7万人
アクセス †
- 鉄道;
ソフィアからヴゴルナ・オリャホヴィッツァ駅で乗り換える。
その他にローカル線がある。運行本数は極端に少ない。
見どころ †
- ツァレヴェツの丘 Museum Tsarevets
かつての王宮があった場所で、丘全体が城壁と門で守られた要塞のようになっている。
オスマン朝の攻撃により破壊されたが頂上にある大主教区教会は1981年以後に再建されたもの。
ブルガリア現代絵画の巨匠による壁画がある。旧市街をながめるスポットとしてもおすすめ。
- 旧市街
ブルガリアの母広場の東側、ヤントラ川沿いに広がる。
広場からツァレベツの丘へ続く道がメインストリート。サモヴォツカ・チャルシャ Samovodska Charshiya は昔ながらの職人街で、狭い通りの両側には古くから営業を続ける銅製品、陶器、木彫り、イコン、衣類などの店が並んでいる。
その店でも工房を持ち、職人が製品を作る過程を見ることができる。
(近郊)
アルバナシ Arbanassi †
- ヴェリコ・タルノヴォの北西約3kmにあり、第二次ブルガリア王国の王宮があったとされる村。
- 古い屋敷が80あまり現存している。内36が国の文化財。
- アルバナシで最も古い聖誕教会 Nativity Church の内部には、「運命の車輪」や「イエスの木」など美しいイコンや壁画が残されている。
- また、オスマン朝時代の旧家、コンスタンツァリエフ・ハウス Konstantsaliev’s House では当時の生活の様子を見ることができる。
トリヤブナ; †
木工の町
ダスカロフ・ハウス