スペイン/スペイン北部、巡礼の道
ブルゴス (カスティーリャ・イ・レオン地方) †
中世において400年以上カスティーリャ王国の首都だった。
国土回復運動レコンキスタ時代の英雄エル・シド生誕の町で、数々のモニュメントが残されている。
町はアルランソン川のほとりに位置する。中心の広場はカテドラルのあるサンタ・マリア広場で、ゴシック建築に囲まれている。この町の最大の見どころはカテドラルで、トレド、セビーリャとともにスペイン3大カテドラルとなっている。
主な見どころ †
- カテドラル;
セビリヤ、トレドに次ぎスペイン第3の規模の聖堂
- パパモスカス ;
サンタ・テクラの礼拝堂の上にある機械仕掛けの人形。15分おきに鐘を鳴らす。そのたびに口を開け、人々を見下ろす。
- サンタ・マリア門 Arco de Santa Maria ;
11世紀にブルゴスの城塞が築かれたときに造られた8つの城門の一つ。
現在のものは1536年に改修されたもの。そのときに加えられたのがブルゴスにゆかりのある6人の像で、門の下を通る人を見下ろす。上段右側がエル・シド像
- コルドンの館 Casa del Cordon ;
コロンブスが第2回目にアメリカ大陸への航海から帰ってイザベル、フェルディナンド両国王に謁見した場所。
またイザベルの死後スペインの王位を継ぐはずであったブルゴーニュのフィリップが1506年急死した館でもある。
パビアの戦い(1525年)に敗れて捕らわれの身となったフランスのフランソワ1世が幽閉されたところでもある。
(くちこみ)