モンテネグロ
スカダル湖 Skadar Lake †
- スカダル湖は湖水面積は370ｋ�屐▲丱襯�ン半島最大の湖。
- 国境線によってモンテネグロに帰属する部分（222km2）とアルバニアに帰属する部分（148ｋ�屐砲箸吠�かれている。
44000haの面積を持つ国立公園の一部で、貴重な湿原帯としてラムサール条約の登録湿地となっている。
- 湖の水はボヤナ川（44km）によりアドリア海に流出する一方、モラチヤ川とツルノエピッチ川が流入する。
- ボヤナ川を遡って地中海性気候の影響がこの地に及び、文明や文化が運ばれてきた。
それは建築や芸術、印刷された最初の書物、経済活動、生活様式すべてに反映している。
- 雨量の多い時期には水位が上昇し、沿岸一帯は冠水する。水深は最大で44m。
- スカダル湖の生活は豊かで変化に富んでいる。
- 水辺には多数の集落があり、住民の多くは漁業を生業としている。
水中には22種の魚類、水上には279種の鳥類が棲息する。
- スカダル湖とクライナの湖岸一帯は小さな浜や入江が多く、50ほどの島があり、史跡・文化財も豊富である。水面には島があり、貴重な文化遺産で知られる島もある。
たとえば、モラチニク島はバルシャ三世時代（1404−1417）に建てられた聖母教会で有名。
- スタルチェバ・ゴリツァ島にはポドゴリツァ人ポジダル・ブーコピッチが葬られている。
- ブーコピッチは1519年から1538年にかけて、ベネチアでキリル文字の書物を印刷・出版した。
- ベシカ島とブラニナ島にも中世の教会がある。
周辺の観光ポイント †
- ビルバザール、
スカダル湖畔の中心の町。
ツルムニッァ地方の商業と交通の中心、船着場と鉄道駅がある。
中世のベサツ砦といくつかの小さな教会がある町
現在はきわめて魅力的な観光スポットとなっている。
リエカ・ツルノエビチヤの周辺にはジャブリヤク城址、コム修道院、リエカ城のあったオボドなどがあり、多くの文化遺産が遺されている。
- モラチニク島
モラチニク修道院があり、1404年から1417年にかけて建立された。
宿坊、食堂、高塔がある。塔の五階には小さな礼拝堂が設けられている。
- スタルチェバ・ゴリツァ島
スタルチェバ・ゴリツア修道院・聖母被昇天教会がある。
14世紀の建立。修道院の創建は、島に隠者として暮らしていたマカリエ老師と関係があると見られる。
かつては写本制作の重要な中心地だった。
- ジャブリヤク城
湖に臨む丘の上に建つ。中世以来、城は15世紀にツルノエピッチ朝の都として完成されたため、ツルノエピッチのジャブリヤクと呼ばれている。
現在は近くに同名の小村がある。
- リエカ・ツルノエビチャ
ツルノエピッチ川のほとりにある町
町の名前は15世紀のモンテネグロを統治していたツルノエピッチ家に由来する。
近くの丘にリエカ城がある。
ジュルジェ・ツルノエピッチはそこにキリル文字による最初の印刷所を建て、1494年1月4日、典礼書『オクトイヒ・プルボグラスニク（八調経第一調）』を初めて印刷した。
町の入口には、ダニロ橋が架かっている。
橋は1855年にダニロ公が亡父を記念して建てた。
(参考資料：Montenegro Guide by Studio Strugar)
