ユーコン準州

ホワイトホース Whitehorse

アクセス

Airport Whitehorse (空港コード;YXY)

概要

総面積48万平方kmを超えるユーコン準州の州都。一年のうち6ヶ月は凍りに閉ざされている。
1896年にクロンダイク渓谷で金鉱が発見され、鉱山への集散地としてドーソンシティとともにホワイトホースの町が開かれた。1940年代にはアラスカハイウェイや石油パイプライン建設の基地として発展し、1953年にはドーソンシティから州都が移されユーコン州の政治経済の中心地となった。夏にはカヌーやトレッキング、乗馬、フィッシングなど、冬にはオーロラ観賞と、大自然を舞台にスケールの大きなアクティビティを楽しめることでも知られている。
ホワイトホースの東には、クルアネ国立公園 Kluane National Park がある。ここは標高5959mのカナダ最高峰で北米第2位となるローガン山など、高山や氷河に覆われたスケールの大きな国立公園。ユネスコの世界遺産にも指定されている。

オーロラ観賞

極寒の冬に行うオーロラ観賞では、もうひとつの代表的なオーロラ観賞の地イエローナイフより気温が高め。市街から離れたタキーニ温泉 Takihini Hot Spring を利用した観賞コースなどが催行されている。オーロラ観賞のほか、犬ゾリやスノーモービルのアクティビティもある。なお、夏にもオーロラが見られるので、8月のオーロラツアーもある。

タキーニ温泉  Takihini Hot Spring

ホワイトホースから車で約30分、地元の人々の憩いの場として親しまれる温泉。市街の光が届かないため、オーロラ観賞の拠点としても利用される。冷たい外気温でも適した水温の温泉には、水着着用で入る。

蒸気船クロンダイク船 SS Klondike

ユーコン川に面した公園の中に置かれている外輪船。1929年に建造された船は修復を受け、内部は博物館として保存されている。

ベリンジアセンター  Beringia Interpretive Centre

大型哺乳類の化石が数多く発掘されているユーコン準州。ベリンジアセンターは、数万年前の氷河期にベーリング海を渡ってきた生物の博物館となっている。化石を元に構成されたマンモスや恐竜などの骨格標本が展示されるほか、狩猟を行っていた先住民族の生活の様子などもジオラマで再現されている。