ブラジル
リオ・デ・ジャネイロ Rio de Janeiro †
- 人口約700万人、サンパウロに次ぐブラジル第2の都市で、カーニバルとビーチで知られる魅力あふれる国際観光都市。シドニー、香港とともに世界3大美港のひとつに数えられている。
- ブラジリアに遷都する前、1763年〜1960年の間は首都としてブラジルの政治、経済、文化の中心地であった。
- ボサノヴァやサンバ発祥の地でもある。
- 多くの観光客を魅了する有名なイパネマ・ビーチ、コパカバーナ・ビーチ、両手を広げたキリスト像が建つ「コルコバードの丘」、砂糖パンという意味の巨岩「ポン・ジ・アスーカル」、リオ・デ・ジャネイロで行われた第4回ワールド・カップの際造られたサッカー・スタジアム「マラカナン・スタジアム」など見どころは尽きない。
- 「リオ・デ・ジャネイロ（「1月の川」の意味）」という名前は、1502年1月、この地に立ち寄ったポルトガル人ゴンサロ・コエーリョが細長い湾を川に見違えて名付けたと伝えられる。1555年には、宗教的迫害を受けたフランスのカルバン派の人々がビレガニョン将軍に率いられリオ・デ・ジャネイロに避難し、そのまま住み着いたという。
- これに対し、ポルトガル総督メン・デ・サーが甥のエスタシオ・サを送ってリオ争奪戦が繰り広げられ、1567年1月20日にフランス軍を破った。この日がリオ・デ・ジャネイロの創立記念日として現在もリオの祝日とされている。
- 日本の神戸市と姉妹都市。kbt
アクセス †
- 空路
日本からの直行便はない。
日本航空の成田・サンパウロ線で乗り継ぐか、USAの各主要都市にて乗り継ぐ。
他の中南米と各都市からも便もある。
ここは、ブラジル各地への玄関口になっている。
空港： †
2つの空港がある。
- アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港
Galeão-Antonio Carlos Jobim International Airport(GIG)
(Aeroporto Internacional do Rio de Janeiro/Galeão-Antônio Carlos Jobim）
旧名ガレオン国際空港Aeroporto Internacional Galeao
(国際線・国内線)
市街地の北約15km。
(市内への交通)：
- 空港バス Frescan
すべてサントスドゥモン空港経由となっている。4路線あるので、行き先を確認のうえ利用する。
市の中心地まで約40分、海岸地区まで約1時間かかる。
- タクシー：
市内まで30〜40分
- ハイヤー：
到着ロビー内のカウンターでチケットを購入する。
タクシーの5割増しとなるが快適・安全だ。
空港内での客引きはすさまじく、トラブルに巻き込まれることもあるので、到着初日はハイヤーがお薦めだ。
- サントス・デュモン空港 Aeroporto Santos Dumont(SDU)（リオ〜サンパウロ、シャトルなど）
市内へはガレオン空港から出るバスがここを経由するのでそれを利用する。
空港から市街までは約15km、市内へのアクセスはタクシーとシャトルバスが一般的。但し、専用車等でホテルへ移動したほうが良い。
陸路 サンパウロをはじめとする国内各地から長距離バスがある。
市内の交通 †
- 地下鉄
2路線が運航中。
治安の悪い地区へも行くので、夜間の利用は危険だ。
- タクシー
メーター制のなっているが、時々メーターを倒さない雲助もいるので、乗車したら確認する。
メーターの料金の横の1または2の数字は通常時1、深夜・早朝2となる。これにも注意を払う。
市街地 †
新市街と旧市街に分かれる。
リオ・ブランコ大通り Avenida Rio Branco
中心部を新市街から旧市街へ南北に走る一番の目抜き通り。歩道は白と黒のモザイクで敷きつめられている。ビジネスとショッピングの中心地。
新市街は経済・文化の中心で建物も近代的なものとなっている。
旧市街は市の東端にあり、歴史的な建造物が残っており、博物館や美術館などがある。
リオの海岸地区 †
- フラメンゴ海岸 Praia do Flamengo
- ボタフォゴ海岸 Praia do Botalogo
- ウルカ海岸 Praia de Urca
- ベルメーリャ海岸 Praia Vermelha
- レーメ海岸 Praia da Leme
- コパカバーナ海岸 Praia de Copacabana
- イパネマ海岸 Praia de Ipanema
- レブロン海岸 Praia de Leblon
- サン・コンラート海岸 de Sao Conrado
見どころ †
- コルコバードの丘 Morro de Corcovado
海抜709ｍの絶景に立つキリスト像。
1931年、ブラジル独立100年を記念して建てられた。
8mの台座の上に高さ30m、広げた両腕の長さ28m、重さ1145トンのキリスト像は、湾の入口を見下ろしている。
像の中には150人収容できる礼拝堂がある。
頂上のキリスト像の立つところまでは、麓のコスモ・ベーリョ通りから登山列車がある。見学：9時〜18時 登山列車代 R$15.00
- ペーニャ教会 Igreja da Nossa Senhora da Penha
ペーニャ区の小高い丘に建てられた教会。３９３段の石段を上がる。
- ミランテ・ドナ・マルタ；
コルコバードの丘に上がる途中の展望台
- ポン・デ・アスーカル Pao de Acucar
砂糖パンのいう名の標高335mのラグビーボールの半分の形をした岩山。
その特異な景観は、リオの看板的名所になっている。
山頂迄の空中ケーブルカーで上がることが出来る。
全長1400m、岬の入口のプライア・ベルメーリャ（Praia Vermelha）駅から乗って、途中標高215mのウルカ丘（Morro de Urca）の中継点で乗り換える。
頂上からは市内を始め、白砂に縁取られた海岸線、コルコバードの丘のキリスト像、周辺の島々が一望出来る。
見学：8時〜22時 ケーブル代 R$15.50
- マラカナンスタジアム Estadio Maracana
サッカー王国にふさわしい収容人員20万人の世界最大のサッカー場
1950年サッカーのワールドカップがリオで開催された際に建設されたもの。
直径944m、高さ32m、座席数が15万5000、立ち席を含めると201万人以上になる。
- スタジアム見学：
月曜日〜金曜日 9時〜17時 18番ゲートから。
土曜日9時〜15時 但し、スタジアムの利用の無いときに限る。
- カテドラル Catedoral do Rio de Janeiro
1976年建設された円錐形のモダンな教会、
天井から床への帯状にはめこまれたステンドグラスが特に輝いて美しい。
は直径106m、高さ68m、座席数5000、多い時には2万人収容できる
見学：7時〜17時30分
- カンデアリア教会；
- チラデンチス宮殿 Palacio Tiradentes
- 市立劇場 Teatro Municipal
1909年に建立された劇場。特にここで上演されるオペラは世界中で話題になるほどだ。
- フラメンゴ公園 Parque do Flamengo
フラメンゴ海岸に面して造られた広さ1200万ｋ�屬慮�園。
近代美術館や第2次世界大戦戦没者慰霊塔の他、二つのプレイグランドがある。この公園からグァナバラ湾の先の市街地の眺めがいいことで市民に親しまれている。~
- カリオカ水道橋 Aqueduto da Carioca
古代ローマの水道橋を模倣した造られた高さ18m、長さ270mの水道橋。
1750年にサンタテレーザ丘 Morro da Santa Terezaから市内に水を引くために建設されたもの。
ラッパ広場 Largo da Lapaに面している。
現在はリオ唯一の路面電車の陸橋として使用されている。
- チジュカ国立公園 Parque Nacional da Tijuca
市内に国立公園があるのは世界的にも珍しい。コルコバード丘も含まれている。
チジュカの森（Floresta da Tijuca）には小さな滝や洞窟、展望台があり、市民の憩いの場となっている。
リオのカーニバル †
- 開催時期：
毎年2月下旬から3月の謝肉祭、４句節前の土曜から水曜日明け方までの4日間。
カーニバルが近づくと、新たに6000人の雇用が生まれるといわれる．
- プログラム：
パレードによるコンテスト、仮装パレードなど3つある。
- 日･月曜両日の夜から翌日朝にかけてサンポドロSambodromoの特設会場で行われるパレードによるコンテスト。
カーニバルのハイライトで、参加90のサンバ学校（エスコーラ）のチームから選考された14チームがメイン会場になるサンポロドの特設パレード会場でのコンテスト。
サンボドロはマルケス・デ・サブカイ通り沿いにある長さ800ｍのカーニバルのための専用のパレード会場で、1984年に完成したもの。
パレードは900mの直線コースを1チーム持ち時間80分、14チーム、１チームあたり約4000人が参加する。
パレード会場両サイドスタンドの観客席は8万人収容、外国からの観光客は一定エリアにチケットが割り当てられている。（＃７)
- 市民の仮装パレード(無料)
リオブランコ大通りなど街頭で日中行われる。
- ライブハウス、ナイトクラブなどでの仮装パレード
- コンテストの選考基準：
１０の項目がある。主なものは
- バテリア；３００人の打楽器楽団
- コミソン・デ・フレンチ；テーマの紹介役
- アラ；同じ衣装の振り付けのグループ(１５０〜３００人)
- 山車；テーマ表現の舞台(８台高さ９mまで)
- メストレ・サラ＆ポルテ・バンデーラ；チームの旗手８組の男性が女性をサポート．先頭のセクシーな女性がバテリーアの女王と呼ばれる．
- チケット・ホテルの確保：
カーニバルの期間は世界中からカーニバル見物に来るのでホテルも航空便もかなり前から満席状態になっている。
大部分は地元の旅行業者がチケットとホテルをセットにして販売しているので、南米に精通した国内の旅行業者に依頼するのが最も取りやすい。
パッケージ化されているため、宿泊機関はあらかじめ決まってしまうので勝手に変えようとしてもセットされた宿泊料は支払わなくてはならない。
なお、メイン会場で行われる14チームの選考から漏れた残りのチームが行うパレードを見ることもできる。
