[[スイス/サンモリッツとグラウビュンデン地方]] *ミュスタイア Mustair [#fa7d7f38] 人口:約800~ -サンモリッツの東約80km、スイスとイタリアの国境にあたるミュスタイア谷で一番大きな村。~ -スイスではアデイジェAdlge川流域に属する唯一の領土。~ -シャルルマーニュ大帝(742〜814)の創建になるものと伝えられ、スイスでは最も古風な建造物の一つである。~ -イタリア国境側の村外れに、8世紀にカール大帝の命で建てられ、後に女子修道院となった「聖ヨハネ・ベネディクト修道院」が世界遺産に認定されている。~ 付属教会にある壁画は必見。聖書の物語とキリストの生涯を描いたもので12世紀頃のロマネスク様式から9世紀頃のカロリンク王朝時代まで残っている。~ ***見どころ [#ocd34130] -教会 Kirche~ 三重の後陣のボールトは半ドームである。~ 身廊はもとはバシリカ会堂式の構造だったが、15世紀に、二つの側廊を持つ、尖頭形ボールトのゴチック様式のものに改造された。~ 中の壁を飾るフレスコ画は、スイス連邦の壁画で最も壮麗なものである。~ そのうちのいくつかはチューリッヒのスイス国立博物館に移されている。~ カロリンク王朝の時代(9世紀前半)に遡るこのフレスコ画は、部分的にロマネスク時代(1150〜70)のフレスコ画におおわれているが後者の保存は良い。~ その他の芸術作品の中でめぼしいものとしては、シャルルマーニュの像(12世紀)とキリストの洗礼を表した11世紀の浅浮彫があげられる。~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ----~ #menu(スイスメニュー)~