[[イタリア/サルデーニャ島]]

*タロス Tharros [#i5bf3961]
-人口約8,500人の小さな海辺の町。~
-サルデーニヤ島西海岸のオリスターノ湾のシニス半島突端のサン・マルコ岬 Capo S.Marcoにあり、フェニキア時代の遺跡が港に面して残っている。~
-遺跡は沿岸部の地盤が徐々に沈下したのにともなって沈み,海中に広がっている。~
-ミュケナイの商人たちも訪れていた.最古のヌラーゲ集落(紀元前1D世紀〜前5世紀)のあるこの場所にこの町を建設した(前8世紀頃)のはフェニキア人である。~
-カルタゴ全盛期には地中海支配のための海上拠点であり,とりわけ対マッサリア(マルセイユ)戦では要所だった。~
これが弾みとなって交易への気運が高まり,エトルリア人(これはフッケロ 〈黒色陶器〉の破片から実証される),ギリシャ人(陶器の大半がかの地で作られていることから分かる),ローマ人,のちにはビザンチンの商人が訪れるようになった。~
-サラセン人の侵入により町はうち捨てられた。~
-すでにルネッサンスの頃にはこの廃墟は見学の対象になっており,発掘は17世紀から始まっている。~
***見どこ=考古学地域 Area archeologica  [#b87208fe]
-カルタゴの伝統的家屋からなる町は石畳を敷いたローマ時代の道路網に沿つて広がっているが,道路の中でも地下に下水溝(上はふたでおおわれている)が1本走っているカルド・マクシムスcardomaximusがひときわ目立っている。~
-目に入るものとしては北から南の順に,~
--古代カルタゴの空室,~
--初子を捧げるための至聖所(トフエット),~
--帝政ローマ晴代の町の北門Porta Nord~
--デメテル神殿Tempio di Demetra,~
--水道の貯水槽,~
--半円形の塔の礎部があるカルタゴ時代後期の角石積みの外城壁cortina muraria,~
--初期キリスト教時代の洗礼堂battistero(5世紀),~
--ドーリア式半円柱に彫つた岩を取り巻くカルタゴ人の神殿(紀元前4〜前3世紀)。~
--三方を岩を掘りぬいて作った聖域,~
--ローマ時代の浴場2つ.浴場のうちの一方と聖∃ハネの塔 Torre di S.Giovanniの中間にあるフェニキア神殿にかぶさるローマ神殿,~
--サン・マルコ岬の中腹にある地下墳墓,~
--古代フェニキア=カルタゴの礼拝所Sacello。~

-冬季9時〜14時,夏季9時〜13時と15時〜日没~
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(参考資料:イタリア旅行協会ガイド)~
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