モンテネグロ
ペトロバッツ Petrovac †
- ペトロバッツは昔ラストパと称し、すでに12世紀の『ドゥクリヤ人司祭の年代記』に出てくる。
- 14世紀ないし15世紀に、聖トーマ(聖トマス)教会と聖イリヤ(聖エリア)教会が建てられた。
- 現在の市街は18世紀末から19世紀初にかけて形成された。
- 20世紀中葉に変貌をとげて観光地となり、ホテルや別荘の建設が進んだ。
- ペトロバッツの前面の海上には二つの小島、カーティツチ島とスベタ・ネジェリヤ島が浮かぶ。
- スベタ・ネジェリヤ島には小さな教会があるが、伝説によると、難破船の船乗りがこの島にたどりついて助かったので、それを記念して建てたという。
近郊 †
- グラディシテ修道院
ペトロバッツの東4kmの地点にあり、内部には中世後期のフレスコ壁画が残っている。
- レジェビチ修道院
ペトロバッツから2kmのところにある。
修道院は二つの教会と宿坊と補助的な建物とから成る。
かつてはもうひとつ教会があったが、その遺跡は現在、宿坊の壁の一部となっている。
小さいほうの教会は聖母被昇天教会で、17世紀の壁画がある。
大きいほうは聖三位一体教会、18世紀の建立。1839年に鐘楼が増築された。
(参考資料:Montenegro Guide by Studio Strugar)