[[ドイツ/ブレーメン・メルヘン街道]]
*カッセル Kassel [#vbb125f9]
ヘッセン州~
人口:約20万人~
-フランクフルトの北約200km、アウトバーンで約1時間30分のフルダ川に面した町。~
-メルヘン街道のちょうど中間地点となる。~
-第2次大戦でこの工業都市は壊滅し、戦後急ピッチで復旧されたため、旧市街にもこの地方にありがちな木組みの古い家並みは全くない。~
-青年期からこの町に住んでいたグリム兄弟がこの地方で伝わる民話を収集して、白雪姫や赤ずきんなどの有名な『子供と家庭のための童話集』を編纂した地で、兄弟のモニュメントや博物館がある。~
-町外れの丘に巨大な噴水のあるウイルヘルムヘーエがある。~
-カッセルで最も有名なのは、5年ごとに開催される国際現代芸術展ドクメンタDocumenta
である。~
1955年にアーノルド・ボーデという芸術学部の教授が設立したもので、100日間続けられる。主な会場となるのは、広大なフリードリヒ広場に面して建つフリデリキアヌム
Fridericianumである。市民に評判の良かった作品はそのまま町に残される。~
そのため、町のいたるところに現代アートの作品がモニュメントとして立っている。~
***アクセス [#f9121a7d]
-鉄道~
フランクフルト中央駅からIC特急で約2時間(2時間間隔)、普通列車で2時間30分(1時間間隔)~
カッセルには2つの駅がある。~
--カッセル・ウイルヘルムヘーエ駅Kassel Wilhelmhohe~
--カッセル中央駅Kassel Hbf.~
IC特急はカッセル中央駅を経由しないので市内へ行く場合には普通列車を利用する。~
***市内の交通機関 [#l07143c4]
-市内にはモダンなトラム(市電)が走っている。~
-郊外のヴィルヘルムスへ−エ城へは、カッセル・ヴィルヘルムスへ−エ駅からトラム#1で終点まで行き、そこからバス#23が、ヴイルヘルムスへ−エ公園周囲をまわっている.~
-カツセル・カードKassel Card(1日券、3日券)は公共の交通機関に乗降自由で、ツアーと観光ポイントも無料まはた割引になる。~
-定期観光バスは5月〜10月に運行される。市内観光2時間。~
-フルダ川沿い東寄りの桟橋からクルーズ船もある。~
http://www.fahrgastschiffahrt.com~
***見どころ [#sb40aa45]
-ウイルヘルム・ヘーエ城 Schlos Wilhelmshohe :~
中心街から西へ7km、ヨーロッパ有数の規模を持つ丘陵公園。~
カール方伯が1699〜1700年のイタリア旅行の折、ナポリ郊外のカセルタの大庭園にすっかり魅せられ、イタリア人建築家グエルニエロGuernieroを起用して造園が行われた。~
庭園の最も高い地点にカツセルの象徴であるヘラクレスの巨大な像が建っている。~
国立ナポリ考古学博物館に保存されているファルネーゼのヘラクレスを模したこの巨像は、巨大な八角形の台座に支えられたピラミッドの頂点に立っており、記念碑全体の高さは72mある。ヘラクレス像からは噴水のある庭園とそのずっと先のカツセルの町まで広い眺望が得られる。~
夏期4月〜10月、毎週水曜、日曜、祝日(14:30〜15:45)には、ヘラクレス像の足もとから放水された水が人工の滑滝に落ち、水の大階段Kaskadentreppe階段をつたい、水は大きな滝となってネプチューンの池まで流れ落ち、さらに流れ下り、シュタインヘーファーの滝Stelnhofer Wasserfall、悪魔の橋Teufelsbrucke、水道橋Aquadukt、城館の前、大噴水Grosse Fontaneのある泉の池に達して高さ52mに吹き上げる。水は高低差200mを流れ落ちてくる。~
城館の中は博物館になっている。~

カッセル ~
-レーヴェンブルグ城 Lowenburg~
1793?1797年に中世の古城をイメージして建てられた城。カペレのステンドグラス、16?18世紀に使われていた武具、ゴブラン織りなどが展示されている。~
-古き巨匠たちのギャラリー Gemaldegale Alter Meister:~
ヴイルヘルムスヘーエ城内にある。~
レンブラント、ルーベンス、デューラーなどの作品を展示している。~
-グリム兄弟博物館 Bruder-Grimm Museum~
グリム兄弟関係の博物館は、メルヘン街道の各都市にあるが、ここが本家本元。~
グリム兄弟の自筆原稿をはじめ、彼らの生涯と作品について知ることができる。~
「グリム童話集」は現在200の言語に訳ざれているが、各国で翻訳されている童話集が集められている。~
ヤーコプJakob(1785〜1863)とヴイルヘルムWilhelm(1786〜1859)のクリム兄弟Bruder Grimmは1805年から1830年まで暮らした。~
兄弟は宮廷図書館の司書として働いていた。~
言語学と文学に関する共同研究に力を入れ、ドイツ語文法や言語の歴史に関する辞書
も残した。~
民話に熱中した兄弟は、ヘッセン州各地から相当数の民話や伝説を収集し、それを1812年から1822年にかけて「子供と家庭の童話集Kinder-und Hausmarchen」という表題で刊行した。~
-新絵画館 Neue Galerie:~
18世紀から現代までの、とりわけドイツの作品が展示されている。~
-カールスアウエ公園 Karlsaue:~
18世紀、フルタ川のほとりに造営された公園.~
-ヘッセン州博物館 Hessisches Landesmuseum:~
天文学・物理学陳列室Astronomisch Physlkalisches Kabinettとドイツ・タピスリー博物館からなる。~
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グリム兄弟はここで、『子供と家庭のための童話集』を収集した。
*見どころ [#r800d347]
-ウイルヘルム・ヘーエ城、カスカーデン~ 
ヨーロッパ有数の規模を持つ丘陵公園。丘一帯に広がる公園内には、美術館となっているウイルヘルム・ヘーエ城のほか、レーヴェンブルク城 、ヘラクレス像、カスカーデン(人工滝)が点在している。ここの注目ポイントは夏におこなわれる噴水のショー。丘陵の頂にあるヘラクレス像の足もとから放水された水が人工の滑滝に落ち、階段をつたい、公園内を巡り、最後には噴水となって吹き上げる。水が生み出す華麗なスペクタクル。~
-レーヴェンブルク城 ~
1793〜1797年に中世の古城をイメージして建てられた城。カペレのステンドグラス、16〜18世紀に使われていた武具、ゴブラン織りなどが展示されている。~
-グリム兄弟博物館 ~
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