カナダのワイン

高緯度にあるカナダでもワインは生産されている。生産地はナイアガラ周辺と、B.C.州のオカナガン・バレーが代表的で、ワイナリー巡りの現地ツアーもある。
ツアー中の食事の際にでも、試してみるとよいだろう。

生産地

フランスなどヨーロッパのワイン生産国と同様に、カナダでも品質基準の証明として、VQA(Vintner’s Quality Alliance)という生産地呼称を採用している。

(アイスワイン)
カナダのワインと言えば、アイスワインが有名だ。
完熟して木になったままの状態で凍結したブドウを使った、濃縮された甘さと香りのあるデザートワイン。マイナス8度以下を記録した日の深夜から明け方にかけて手で摘み取るため、生産量が少ない。
世界でもドイツ、オーストリアの他にはカナダでしか生産していない稀少価値があるので、おみやげとしてもよい。ナイアガラ周辺には専門店があり、ミニボトルでも販売している。

カナディアン・ウィスキー

「世界5大ウィスキーとは、………とカナディアン」とウィスキーの分類では名前は挙がってくるものの、今ひとつメジャーではないのがカナディアン。ライ麦を主原料にした香味の強いフレーバリングウイスキーとトウモロコシを主原料にしたベースウイスキーのブレンドによって作られる。
軽い口当たりが特徴で、ウィスキーが苦手な人にも飲みやすいと言われ、「マンハッタン」などカクテルのベースにも使われている。蒸溜所巡りが旅のテーマにもなっているスコッチのシングルモルトとは対照的。クセのある酒が脚光を浴びる昨今では、この軽さはマイナス材料なのかもしれない。


以下にカナディアン・ウィスキーのブランドの一例を挙げる。主要ブランドは日本の大手メーカーが販売しているものもあるので、おみやげとしては違うブランドか、同じブランドでも日本で販売されていない種類を買うのがポイント。有名ブランドは大量生産のイメージが強いが、現地に行けば限定バージョンに巡り合えるかも。