オーストラリア

出入国

ビ ザ;

オーストラリアへの入国にはビザが必要。
短期観光・商用にはイータスETAS(電子登録簡易システム)(ETAS=Electric Travel Authority System)という電子ビザを採用している。
出発前ににパスポート番号を本国のイミグレーション(出入国管理局)に登録しておくもので、登録後1年間は3か月以内の滞在なら何度も可能なマルチビザとなる。
登録するには(旅行会社を通じる。登録内容は、 氏名、生年月日、旅券番号、渡航目的。
パスポートには見た目は何も記載がなく、入国審査の際には登録の有無はパスポート番号で照合されるが、念のためETAS登録の控えは持っていった方がよい。

EDカード;

必要。機内で配布される。
機内で配られる入国カードに必要事項を記入しておく。入国カードには税関・検疫に関する質問も含まれているので、質問内容をよく理解したうえで書き込む。間違っていると虚偽の申告とみなされ厳しく対処される。悪質とみなされるとその場で没収となる。

旅券残存期間;

入国審査

オーストラリアには世界各国から直行便が就航しているが、特にブリスベンなどは多くの旅行客が訪れる割には空港施設が小さいので、長蛇の列ができて通過に1時間近くかかることもある。
入国審査そのものは観光の場合は特に質問もなくスムーズ。

検疫・税関検査

イミグレーションよりもはるかに厳しいのが検疫。
オーストラリアの生態系への配慮から厳重。食べ物はすべて申告が必要。ゴルフクラブについた土もチェックされる
入国カードには制限品の持ち込みについての質問事項が列記されており、「不明な場合は、はいに×をつけてください」と書かれている。正直に申告することが肝心。禁止品を持ってきてしまったこと自体は罪ではない。「はい」「いいえ」に関わらず手荷物全てをX線検査にかけられるので、「いいえ」と書いておきながら荷物の中に食品が発見されると『虚偽の申告』になる。「はい」の場合は、該当品を係官に見せて確認を受けるが、決して取り調べという雰囲気ではなく、時間もそれほどかからない。肉や種子などが含まれなければ、菓子類などはたいてい持ち込みは許可される。

持ち込み禁止品;

国内の動植物保護のため、外国からの持ち込み品が厳しく制限されている。
食品(生鮮野菜、果物、種苗、川魚、肉類や卵の入った即席ラーメンなどの持ち込み禁止。
また、植物で作られたもの、動物、薬品、麻薬、ナイフなどの銃刀類。野菜のダンボール箱は野菜以外のものが入っていても持ち込めない。

(持ち込み禁止品目例)

マヨネーズ、卵の含まれている麺製品、野菜と果物、卵/乳製品の含まれているレトルト食品、肉/肉製品のすべて、生あるいは乾物の豆類、生あるいは保存処理されたサラミ/ソーセージ、牛乳/乳製品(乳幼児用粉ミルクを除く)、梅干、生もの、鳥、魚、土と砂。

持ち込みの免税範囲;

・酒類:ワイン、ビールを含め2.25リットル
・たばこ:250本
・その他:A$900相当まで(18歳未満は半額)。
※A$10,000相当以上の現金所持の場合は要申告。