アフリカ/チュニジア/ボン岬半島・チュニジア北部
ル・ケフ(エル・ケフ) Le Kef †
- ジャンドゥーバの南、約60kmに位置する。
- テーブル状になった岩山の上に街が築かれている。
- アルジェリア独立戦争では、この町にアルジェリア民族解放戦線の作戦本部が設置されていた。
- 古くからヌミディア人が定住していたこの地域にフェニキア人が到来。紀元前5世紀にはカルタゴの支配下に置かれて、「シッカ」と呼ばれた。カルタゴ滅亡後はヌミディア王国に併合されるが、後にローマの植民都市となった。
- 教会や修道院が造られ、キリスト教のアフリカへの布教の拠点となっていた。市街にはローマ時代の遺構が点在している。
- 7世紀からアラブ人の勢力が支配するようになると、イスラムの町に変貌を遂げ、モスクが建造された。
以降、町は経済的にも発展し、チュニジアでも指折りの都市となっている。kj