スペイン/マドリッド周辺、スペイン中央部
アルカラ・デ・エナレス Alcala de Henares †
(マドリッド地方)
- マドリッドの東32km
- 『ドンキホーテ』の作者セルバンテスの生誕の地。
- セルバンテスの家を当時の様式を復元して1955年に建てたものがある。
アクセス †
マドリッド/チャマルティン駅からサラゴザ方面行きへの列車で20分
セルバンテスと『ドンキホーテ』 †
- 小説家セルバンテスは1547年、外科医の息子としてアルカラ・デ・エナレスで生まれた。
- 軍隊に入りレパントの海戦に参加。負傷し左手の自由を失った。その後、チュニス遠征の帰路に海賊に捕らえられ奴隷として売られたり、何度も投獄されるなど数奇な人生をたどる。
- 代表作『ドンキホーテ』は1605年に出版(後編は1615年)。ラ・マンチャ地方の郷士ドン=キホーテが騎士道物語を読み耽っているうちに夢と現実の区別がつかなくなり、自分を騎士道物語の主人公と思い込んで、従士サンチョ・パンサと世直しの旅に出る物語。性格の異なる二人のコミカルな会話と行動が繰り広げられる。同書は単なる騎士道物語のパロディ版の域にとどまらず、近代小説の先駆けとして評価され、世界中の多くの人に読まれている。TA