スペイン/スペイン北部、巡礼の道

ゲルニカ (バスク地方)

1336年に建設された町。今も残る「ゲルニカの木」は、樹齢6千年を筆頭とした親子3代の3本の樫の木である。
 サンタ・マリア・デ・ラ・アンティグア教会内のこの樫の木の下で封建領土のおきてを神に誓ったときからバスク人にとっての聖地となった。以後バスク人が民会を開き、15世紀以後スペイン王国の王たちがバスクの法を守ることを誓ってきた。
 1937年4月26日、突然ドイツ軍の爆撃機が地中海沿岸の港湾やゲルニカを襲った。この爆撃で2千人以上の死者を出し、ゲルニカは廃墟と化してしまった。
現在「ゲルニカの木」の隣りに議会(カサ・デ・フンタス)が建っているが、この爆撃から逃れた数少ない建物である。