タイ
メーホンソン Mae Hong Son †
- チェンマイの北西380kmにあり、ミャンマーとの国境にほど近い山に囲まれてた辺境の小さな街。
- メーホンソンは、山脈に囲まれた奥地にあり、長い間社会と分離されてきた。
- 一年のうち、メーホンソンの大半は霧に覆われている。
- メーホンソンという名前の由来は、象のトレーニングに最適な土地であるということを意味している。
- 住民の約40%がミャンマーから入ってきたシャン族であるため、ビルマの文化の影響が残り、人々の生活にもその影響が強く出ている。
- 二つの寺院もタイとは異なったビルマの建築様式を留めている。
- 山に囲まれているだけに霧が多く発生することでも有名で、乾季の朝には街全体が霧に包まれた幻想的なムードに満たされる。
- 小さな町の周囲を囲む山の中には少数民族の集落が点在している。
アクセス †
- 空路;
チェンマイから約30分
タイ国際航空とノックエアーNok Airの両方で1日4〜5便あるが集客状況により空港で他社便に振り返られることもある。
- バス;
8時間、6往復
- 車:
8時間
ヘアピンカーブの連続で到着するとくたくたになる。地元に人たちも滅多に走らない。
車で来たというと、町の中で褒められたりするほどだ。
見どころ †
- ワット・ジョン・カム/ワット・ジョン・クラン(双子の寺)
市内中心部のジョンカム湖のほとりに建つ二つの寺院
ミャンマーの影響を強く受け継ぐ寺院。
何層にも重なり合った屋根には美しい銀色の装飾が施されている。
- ワット・ジョンカム Wat Chong Klang
この寺院は、1827年にタイヤイの職人によって建てられた古い寺院。
柱には金箔で金色に飾ってある。
ミャンマーの職人があつらえた、膝間の広さが4.85mもある大きな座姿の仏像が安置されている。
他の仏像は、バンコクにあるワット・スタットの仏像の写し。
- ワット・ジョン・クラン Wat Chong Kham
ワット・ジョンカムの側にあり、プラプッタ・シヒンと呼ばれる仏像の模造が祭壇に安置されている。
ここには、ミャンマーの職人によって作られ、1857年にこの寺に持ちこまれたとされる、
お釈迦様の話を表現した人間と動物の木の肖像がある。
また、グラスの上にジャータカの物語とシッダルータ王子様の人生を描いた絵画があり、絵には、ミャンマー語で「この絵画はマンダレーからのタイヤイの人が描いた」と表記されている。
- ワット・ブラタート・ドイ・コーン・ムー Wat Phra That Doi kong Mu
タイとミャンマーの混合スタイルの白亜の仏塔は、メーホン・ソンの街のどこからでも見える。
市内を見渡せる標高600mのコン・ムー山の頂上に建つ寺院。
メーンホンソン国最初の王が建立した寺院
この寺院も、ミャンマーの影響を強く受けている。
寺院の前庭からはメー・ホン・ソンの街が眺望できる。
- タム・プラー
国道1095号線(メーホンソンーパイ間)を通り、市内からおよそ17km離れた所にある。
ここはメーホンソンの中でも人気のある観光地のひとつ。
タム・プラーの周辺は、小川と涼しい丘のと森があり、リラックスできる。
ここの特色は、洞窟にたくさんのプラーモン又はプラークランと呼ばれる鯉と同種の川魚が生息していること。
この魚は神様の魚として崇められており、誰も捕まえようとする者はいない。
少数民族の村; †
メーホンソンの観光の目玉はなんと言っても少数民族村見学だ。
首長族やカレン族など近郊の山の中に3箇所ある。
写真撮影などには小銭の用意をしておくといい。
この地域には8つの少数民族が居住している
メーホンソン市内から行ける少数民族の村は3ヶ所ある。カレン族(首長族)
周辺の見どころ †
- パイ川の川下り
パイ川は、メーホンソンの中で一番長い川で、ラオスの山脈から流れパイ郡へ流れ込み、全長180kmにも及ぶ川。
水深は平均7mあり、この河床には大きな石はなく、小石があるだけ。急流のラフティングに適しており、自然の景色や美しい滝が豊富である。
- クンユアム戦争博物館
この博物館の展示品は日本の「ビルマ・ロード」と繋がっている。
この博物館は地方の警察官が個人で作り出し、3年の年月をかけ、古い道を歩いて、ミャンマーの国境へ向かって、色々な遺品を収集して作ったもの。
さびた日本軍の戦車と2輪荷馬車が博物館の入口周辺に置かれている。日本軍の軍隊装備、銃、日本軍人の持ち物などの展示品は1,000点ほどある。
メーホンソンから車で約1時間
ホテル †