イタリア/ナポリ・南イタリア
アマルフィ海岸 Costiera Amaifitana †
交通事情 †
- ソレントとサレルノの間のアマルフィ半島の海岸沿いは断崖が海まで迫っていて、そのなかにいくつかの町が岩のへばりつくようにある。道路はそんな断崖に沿ってくねくね曲がったヘアピンカーブが多く非常に狭い。
そのため、路線バス(SITA社）を除いてバスは夏季を中心に大部分の期間一切通行することができない。大型のバスで移動しているツアーもソレントあたりから小型のバスに分乗して滞在地まで行かなくてはならない。
- SITAのバスはソレント〜アマルフィ、とアマルフィ〜サレルノ間を走っている。
途中の町も、海岸近くにあるところへは入れず、山の上の方に停車する。（ポジターノなど）
- 例年、以下のような交通規制が実施されている。
- 期間 ：3月上旬〜11月末日 24時間終日
- 規制内容：
全長10.36m以上の車両（通常使用のバス）は24時間（終日）、両方向へ走行不可。
全長10.36m未満の車両（ミニバン〜30籍以下のバス等）は、07：30〜24：00の時間帯、Positano⇒Amalfi⇒→Vietir-sul-Mare方向のみ通行可能。
Vietri-Sul-MareからSorrento方面へ向かう場合は、高速道路を利用する。
乗用車とミニバス（全長8mまで）はこの規制に関係なく、両方向への走行が可能。
例外としてアマルフィー近郊のCetara、Maiori、Minoriに宿泊する場合、09：00〜12：00、及び17：00〜19：00の時間帯のみ、通行許可証を提示する事によりホテルへの送迎は可能。
その他
国民の祝日および、イースターの期間中は、乗用車とミニバス（全長8m）以外は、双方向通行不可となる。
道路事情 †
- 海岸像の狭い道路はたびたびがけ崩れ、その修復工事などで通行止めに遭うことがしばしば起きる。
そんな時にはバスは双方から来て途中で折り返してしまい、閉鎖区間を歩かなくてはならない。しかも急坂や長い石段で海辺まで降りて足場の悪い狭い路を歩き、再び急坂や石段で元の道路まで歩く。
- こういうリスクを考えて荷物はバックパック（リュック）がおすすめ。重いスーツケースを持って数十段の狭い石段はかなりきつい。もちろんポーターなどいない。
- 現地の旅行社などから最新の道路状況を聞き出して、場合によってはルートを変更した方がいい。サレルノ経由の方が比較的道路事情は安定している。
- ソレントへはナポリから高速船も就航している。夏期はさらにポジターノとアマルフィ行きもある。
バス1日券 UNICO COSTIERAの利用 †
アマルフィ海岸全体を自由に行き来できるユニコ・コスティエラ UNICO COSTIERAがある。(2ユーロ）
滞在中、たびたびチケットを購入することもなく、近郊の町を巡る場合には便利だ。
なお、このチケットはサレルノ Salernoはカバーしていない。
アマルフィ〜サレルノ間は別チケットとなる。
アマルフィ海岸の主な町 †
