ドイツ/ベルリン・ゲーテ街道・ドイツ東部
ライプチッヒ
この街では、中世から発展してきた商業、金融に加えて、17世紀には印刷や出版も栄えた。第二次大戦前、ドイツ国内の出版物の約半分はライプチィヒで印刷されていたほどだ。
日本の岩波文庫もこの街の出版社をお手本にした。
1409年に創立されたライプチッヒ大学では、ゲーテやニーチェのみならず森鴎外も学んでいた。学生時代のゲーテがよく通ったのは、旧市庁舎近く、メードラーパッサージュの地下にあるワイン酒場アウアーバッハスケラー(ゲーテノ「ファースト」の舞台となった)だ。 音楽では、トーマス教会の指揮者として過ごしたバッハや、シューマン、リスト、ワーグナーなどの作曲家たちが大きな業績を残している。
市内の見どころ †
- ニコライ教会
ベルリンの壁崩壊の第一歩となった集会が行われたところ。
- ナッシュマルクト;
ゲーテの銅像が建つ
- 旧市庁舎
- バッハ博物館~
- トーマス教会 ~
バッハはこの教会の合唱団の指揮者およびオルガン奏者として、1723〜1750年まで働いていた。教会内部の祭壇前にはバッハの墓がある。入口脇にもバッハの像が立っている。
窓に飾られたステンドグラスには、マルティン・ルターや第一次大戦の犠牲者とともに、バッハが描かれている。この教会で『マタイの受難曲』などの名曲が生み出されたことも有名。
- ゲヴァントハウス
民間のオーケストラでは世界で最も古いライプチッヒ・ゲヴァントハウスオーケストラはここを本拠地とする。