オンタリオ州

ナイヤガラ・オン・ザ・レイク Niagara on the Lake

アクセス

トロントから車で約1時間30分。ナイアガラ・フォールズから約20分。

概要

ナイアガラ川の河口、オンタリオ湖に面する静かな街。ナイアガラの滝からナイアガラパークウェイを北に約30分で到着する。ナイアガラ・オン・ザ・レイクの街は、観光化が進み過ぎた感のあるナイアガラフォールズに比べて落ち着いた雰囲気を残した街となっている。1791年には英国植民地のアッパー・カナダ(現在のオンタリオ州)の最初の都として栄えた。現在も歴史を感じさせる英国風の建造物などが残され、街のシンボルとなる時計台 Clock Tower が立つクイーン通りを中心に雑貨、ワインショップなど特徴ある店が並ぶ。19世紀の生活用品などが展示されるナイアガラ歴史社会博物館 Niagara Historical Society Museum や、ビクトリア調の商店建築を伝えるナイアガラ薬局博物館 Niagara Apothecary Museum などの見どころもある。

ワイナリー訪問

ボルドーとほぼ緯度を同じくするワインの生産地。オンタリオ湖南岸に位置するナイアガラ・オン・ザ・レイクの周辺は、適度の湿気を持ち寒暖の差がある気候と豊かな土壌で、ワイン造りに適している。1930年代からドイツなどの移民がブドウ栽培を始めたとされ、現在、西のグリムズビー Grimsby までの一帯はワインルートと呼ばれ、専用のブドウ畑を抱えた約40の個性的なワイナリーが点在。多くのワイナリーが観光客を迎える見学ツアーとテイスティングを行っている。
また、カナダならではのワインがアイスワイン。これは気温が氷点下になる冬になってから、凍結によって糖度が高まったブドウを摘むという独自の製法で造られるデザートワインだ。
なお、ワインルートでは、毎年ナイアガラ・ワインフェスティバル(9月)とアイスワイン・フェスティバル(1月)が開催されている。